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2017年11月14日 (火)

人間の値打ち

日産は、ライセンスがない検査員が検査していたことで出荷停止していたが、
生産出荷を開始するという。
第三者調査でとんでもない失態がわかってきた。
検査員試験で、正解を丸写しさせるということまでしていたというのだ。
不正をやる側の一人ひとりの問題と、それを容認し助長する空気が会社のなかにあったということである。
「人間の値打ち」が問われる。
神戸製鋼のデータ改ざんの不正は、技術系役員が事情を全部知っていたという。
会社組織全体に蔓延していたということだ。
データの改ざんはいけない、正しいデータを出そうと、だれも言わなかったのだろうか。

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権力に支配されていないか。
会社の空気に支配されていないか。
思い込みに支配されていないか。
こんな時代だからこそ、一人ひとりがしっかりしないといけない。
まさに人間の値打ちが問われているように思う。

『人間の値打ち』(集英社新書)好評です。
多くの書店では、平積みをしています。
ぜひ、読んでください。

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