いい言葉はいい人生をつくる
今年もたくさんの連載を抱えながら、本を書きまくった。
『遊行を生きる』(清流出版)
書きながら、遊び心の大切さに気づくことができた。
いい人生はいい言葉を生み出し、いい言葉はいい人生をつくると思い、
『カマタノコトバ』(悟空出版)という本も書いた。
『検査なんか嫌いだ』(集英社)では、検査さえしたら安心と思い込んで、自分の生活習慣を変えない人が多いなかで、
医者がこんなタイトルをつけていいのかと思いながら、検査との付き合い方について書いた。
『「わがまま」のつながり方』(中央法規出版)は地域包括ケアを実践してきた経験から、本当の意味のあるべき地域包括ケアについてまとめた。
そして、その後は、怒りの二部作。
『人間の値打ち』(集英社新書)は、お金では買えない人間の価値とは何か、考え直してみた。
日本に蔓延する病気の正体を解明しようと『忖度バカ』(小学館新書)という本も書いた。
「忖度」というキーワードで、停滞した現代の病態を鎌田流に読み解こうとした本である。
一部の政治家や官僚を批判するだけでなく、自分自身も忖度バカに陥らないためにどうしたらいいのか考えた。
来年も出版の要請がたくさんあるが、もう少しゆっくりとしたペースでやっていこうと考えている。
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今年一年、「八ヶ岳山麓日記」をお読みいただき、ありがとうございました。
皆様、よいお年をお迎えください。
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