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2017年12月13日 (水)

鎌田實の一日一冊(318)

「森の探偵-無人カメラがとらえた日本の自然」(宮崎学、小原真史著、亜紀書房)
信州で長く活躍する動物写真家の宮崎学は、土門拳賞をはじめいろいろな賞を総ナメにしている。
フクロウが野ネズミを捕まえて飛び立つ姿などは自然の美しさを見事にとらえている。
宮崎さんは森のなかに入りこんで、クマやイノシシ、キツネなどの写真を撮りながら、
どんな命のやりとりがあるのかを探っていく。

Photo

彼の考案した無人カメラはどんどん進歩し、動物たちが自然なふるまいを見せてくれる。
彼は、その姿から自然の発するメッセージを読み解いていく「森の探偵」である。
一枚一枚の写真の意味を読み解いていく不思議な写真集である。

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