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2018年1月15日 (月)

鎌田實の一日一冊(322)

「がんを忘れたら、「余命」が延びました!」(近藤誠、高橋三千綱、ビジネス社)
糖尿病と肝硬変、食道がんになった作家の高橋三千綱さんは、胃がん発覚の際、手術をしない選択をした。
「患者よがんと闘うな」の近藤誠さんにとっては、同志のような人なのだろう。
この本のなかで、千代の富士のすい臓がんや川島なお美さんの肝内胆管がんは、人間ドックで見つかったと書いている。
近藤先生は人間ドックを問題にするが、本当は人間ドックの問題ではなく、
すい臓がんや胆管がんは早く見つかっても、厳しい経過をたどることが多い。
まるで「人間ドックを受けなかったら長生きしていた」という理屈には異を唱えたい。

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しかし、『検査なんか嫌いだ』(集英社)を書いたぼくにとっては、
人間ドックのなかに、受けなくていいのではないかと思われる検査があることは、
否定できない。
そういう意味では、近藤さんの主張には納得できる点もある。

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