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2018年1月26日 (金)

口の衰えは災いの元?

かむ機能や舌の動きなどが低下する「口の衰え」は、死亡リスクや介護が必要になる割合を高める。
東大の研究チームが65歳以上の2000人を対象に調査し、そんな結果がわかった。
口が衰えてるかどうかは、次の6つの項目にいくつ当てはまるかをみた。
1、残っている歯が20本未満
2、かむ力が弱い
3、舌の力が弱い
4、舌を巧みに動かせない
5、硬い食品が食べづらい
6、むせやすい
このうち3項目以上該当したグルーブは口が衰えていることになる。
約4年間追跡調査すると、3項目以上該当したグループは、ゼロのグループに比べて、
死亡率が2.09倍、介護が必要になった割合は2.35倍だった。

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口の働きが衰えると、硬いものを避けるようになり、しっかりかむことが必要な肉を食べることも減る傾向がある。
日野原先生は105歳まで生きたが、ステーキが好きだった。
肉類が減ればタンパク質が減る。
タンパク質が減れば、筋肉を補強できなくなる。
元気で長生きには、「貯筋」が大事なのだが、
それには口を衰えさせないことと、適度な運動習慣がポイントになる。
若いときから、硬いものをよくかんで食べること。
歌をうたったり、おしゃべりをしたりするのも、舌の動きや口の動きの訓練につながる。
口腔をきれいにするには、うがいが効果的だ。
何か食べたらうがいをしよう。
歯磨きは一日2回で十分。
自分の歯を大事にし、口の機能が衰えないようにしたいものだ。

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