地域包括ケアは工夫次第
ぼくが通っている北海道・十勝地域には、然別湖(しかりべつこ)がある。
冬には湖が凍り、氷のカフェやコンサートホールが出来る。
観光客もたくさん訪れている。
その氷の街で有名な鹿追町に講演に行ってきた。
人口5千数百人。
町は一生懸命イノベーションに取り組んでいる。
集めた牛の糞からメタンガスを取り出し、その熱でマンゴーを育てたり、
チョウザメを育ててキャビアを生産するおもしろい町である。
国保の病院があり、老健があり、特養がある。
訪問看護ステーションもある。
町の中心には高齢者住宅が建ち、一人暮らしの高齢者が住むようになれば、
ドクターの往診や訪問看護など在宅ケアが展開しやすくなる。
広大な北海道では在宅ケアは難しいといわれていたが、
ちょっと工夫をすれば、在宅ケアは可能になる。
講演の前日、厚労省老健局の課長がきて地域包括ケアをどう作るか、
国の狙いは何かなど、十勝地区の首長を対象に勉強会をした。
ぼくもコメンテーターとして参加した。
十勝地域は連携が密で、助け合う習慣がある。
2025年までに豊かな地域包括ケアができるのは、決して夢ではない。
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