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2018年3月18日 (日)

鎌田實の一日一冊(325)

「ふくしまで、オレは農業をやる」(文・藤倉紀美子、画・菅野伝授、文芸社)
2011年、福島原発事故直後で情報が混乱を極めるなか、
ぼくは、チェルノブイリの汚染地域の話をしてきた。
原発事故を二度と起こしてはいけないという思いと、
ぼくたちの命を守ってくれる野菜や牛乳や大地がどんなに大事かという思いを込めて、
『ほうれんそうはないています』(ポプラ社)という絵本も書いた。
震災の翌年の冬、二本松で有機農業をやってい人たちの会で講演した。
文を書いた藤倉さんは、その講演を聞きに来てくれたひとり。
「あれから7年、二本松での鎌田先生の話、どれだけ励まされたか、どれだけ心強かったか。
本当にありがとうございました」と手紙をもらった。

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藤倉さんは、ぼくの『ほうれんそうはないています』を、地元の小学校で読み聞かせのボランティアもしてきたという。
自らは原発事故のため野菜づくり断念し、自家製のオーガニックコットンから手つむぎ、手織り、綿製品づくりをしている。
『ふくしまで、オレは農業をやる』は、『ほうれんそうはないています』のその後の話のつもりでかいた絵本だという。

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