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2018年3月 2日 (金)

斜めの関係

3月4日「日曜はがんばらない」(10時~、文化放送)のゲストは、
認定NPOカタリバの今村久美さんと、コラボ・スクールの卒業生の高木桜子さん。
カタリバができたのは2001年。
大学生と高校生が話し合うことで、学ぶ意味や生きる目的を考えさせ、
心のどこかに火をともす機会を提供しようと活動を始めた。
高校生と大学生がつながることはわりあい少ない。
先生と生徒という上下の関係でも、友だち同士の横の関係でもない、
少し先輩の斜めの関係に注目したのがおもしろい。
東日本大震災を機に、女川と大槌で被災地の放課後学校コラボ・スクールを開設した。
カタリバでのノウハウを生かして、復興を担う未来のリーダーの育成を担たいという。
被災地の子どもたちの日常に寄り添う活動は、さらに発展。
熊本地震が起こると、被害が大きかった益城町にもコラボ・スクールを開校。
益城の若者たちが女川や大槌の復興の状況をみることで、自分たちの復興もイメージしやすくなる。
こちらも、斜めの関係だ。

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大槌町で津波に遭った高木さんにも震災体験や将来への思いを聞いた。
彼女は、家族7人。津波で家は完全になくなったが、津波てんでんこでばらばらに逃げて、みんな助かった。
コラボ・スクールで英会話の勉強をしたことで、留学を考えているという。
2019年に釜石で開催されるラグビーワールドカップでは、英語案内ボランティアをするのが直近の夢だ。
高木さんのような若者たちがいると知り、うれしくなった。
「日曜はがんばらない」ぜひ、お聞きください。

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