鎌田實の一日一冊(329)
「貧困クライシス 国民総「最底辺」社会」(藤田孝典著、毎日新聞出版)
「下流老人」の問題を世に問うた著者が、全世代に広がる貧困について警鐘を鳴らしている。
「下流」で貧困に陥る高学歴。
非正規のまま40代を迎える1000万人。
下流老人が増え続ける理由。
貧困が貧困を生む衝撃の現実が見えてくる。
「反福祉論-新時代のセーフティーネットを求めて」(金菱清、大澤史伸著、ちくま新書)
福祉は財政的に限界に達している。
そんななかで貧困クライシスをどう乗り切るか。
使いづらく、ひ弱な公助に頼らず、だれもが生きやすい社会を模索する動きが始まっている。
いまある福祉制度から漏れている人たちをどう救うか、重要な問題である。
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