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2018年4月17日 (火)

鎌田劇場へようこそ!(375)

「蝶の眠り」
アルツハイマー型認知症では、発症リスクを高める遺伝子が発見されている。
その一つが、アポリポ蛋白E4。
ただし、この遺伝子があってもすべての人が認知症を発症するわけではない。
運動したり野菜を食べたりしてメチル化を防げば、認知症にならない人がいる。
そんな科学的な話はさておき、とてもいい映画だ。
中山美穂主演。
監督はチョン・ジェウン。日韓合作。
売れっ子の女性作家が母親と同じ認知症におかされていることがわかる。
韓国からの留学生とともに、口述筆記で最後の小説を書いていく。
小説の世界とリアルな世界が交錯しながら進むストーリーは、透き通るように美しい。

Photo

記憶は落ちていくが、すべてが落ちていくわけではない。
うれしいとか、悲しいとか、怖いとか、感情は残っていることが多い。
そして、最後に残るものは何なのか。
これは、認知症の映画ではなく、愛の映画である。
人生とは何か、生きるとは何かを考えさせてくれる。
タイトルの「蝶の眠り」という意味もわかってくる。
映像と音楽がなかなかしゃれている。

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