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2018年4月24日 (火)

「なかったこと」にしてはいけない

森友学園の国有地売却にかかわる決裁文書の改ざんについて、
大阪地検特捜部から任意聴取された佐川氏。
どうやら改ざんへの関与を認めているらしい。
「記憶にない」「記録は破棄した」と国会で答弁し続けていたが、
その佐川氏の国会答弁に合わせる形で、決裁文書が書き換えられた。
とんでもないことだ。
医師がカルテを改ざんすれば、医療法の違反である。
ましてや公務員、都合のよいように書き換えることはあってはならない。
財務省から森友学園側に、ごみ撤去のためにトラックを大量に導入したとの口裏合わせもしていた。
嘘が嘘を呼んでいるのだ。
安倍さんは「膿を出す」といっているが、元はといえば、昭恵さんが名誉校長をしたところから始まっている。
加計学園問題もそう。
首相秘書官が「首相案件」と言ったことに始まった。
そして、周囲の人たちが、あったことをなかったことにしようと躍起になっている。
当時の秘書官は15年4月2日に「(愛媛県や今治市側と)記憶では会ったことがない」と言っているが、その日の官邸の訪問者リストも公開しない。
やましいことがないなら、文書や記録は自分の身の潔白を証明してくれるはず。
なのに、その命綱の文書や記録を破棄したり、改ざんしたりして、官僚自身が自分の首を絞めているのだ。

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財務事務次官のセクハラ疑惑も問題だ。
この次官の行為は、麻生大臣も言っているとおり「これが本当ならアウト」。
セクハラ被害を受けたと訴える女性記者は、身を守るために録音したのだが、
これについて「違反」「売名行為」などとあきれた批判をする人も出てきた。
取材ならば「録音していいですか」と聞くのがマナーだが、
セクハラ被害を受けていた人が、身を守るために録音するのは当たり前の権利だと思う。
録音しても、「自分の声ではない」と反論する人もいるが、
証明するものがないと、結局、力にねじ伏せられて、なかったことにされてしまう。
これは絶対に避けたいことだ。
パワハラやセクハラをなくすためには、そうした証拠に関する意識を変えることも大切である。
                ◇
明日25日、「大竹まことゴールデンラジオ!」(文化放送、午後1時~)に出演します。
鎌田の出演は、午後2時20分ごろから。
大竹さんと、あれやこれやと語り合います。
ぜひ、お聞きください。

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