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2018年7月26日 (木)

難民キャンプで健康づくり③

ダルシャクランの難民キャンプに行った。
ここにはもう10回ほど来ている。
健康づくり運動も、今回で4回目。
顔なじみの人もできた。
シリア人の難民キャンプで、現在は約2万人が身を寄せている。
ISの勢力は小さくなったが、シリアでは今も政府と反政府軍のつば競り合いが続いている。
シリアに帰っても家は壊されてなくなり、働き口もない。
そのために帰れない人たちが多い。

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心房中隔欠損の子どもを、手術をせずに、4年ほど経過を追ってみている。
その子の家族も、これからのことを思うと途方に暮れていた。
急性骨髄性白血病で脳腫瘍も合併している子どもの家に行った。
この子はぼくたちが支援しているナナカリ病院で治療を受けているが、
両親がとても心配している。
ナナカリ病院の院長をよく知っているので、できるだけしっかり診てもらえるようにしたと、励ました。
家族が病気で、仕事はなく、そして、シリアにも帰れないという三重苦。

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そんな状況のなかで、少しでも健康を保つためにはどうしたらいいか。
体を動かすことの大切さを話した。
体を動かすと、うつ病や認知症、糖尿病のリスクを少し減らすことができる。
外は50度近い暑さなので、ウォーキングをすすめるわけにはいかない。
スクワットとかかと落としをみんなでやった。
笑いがあふれた。
みんなで体を動かすと、一体感が出てくる。

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