難民キャンプで健康づくり④
トプザワPHC診療所を視察した。
JCFの今年度の大きな事業だ。
今、トプザワPHCを含めて2つの診療所を作っている。
トプザワPHCはAタイプで、地域医療のタイプとしては最高の評価。
歯科医が2人、内科医が2人、産婦人科医が1人いて、
妊婦の健康管理と、出産後の母子の健康管理が行われている。
歯科は、プライベートな病院では高額な医療費がかかるが、
ここでは一回20円ほどの手続き料だけで治療を受けることができる。
トプザワPHC診療所は以前からあった診療所。
老朽化のため新築移転する予定だったが、整備計画が立てらず、頓挫していた。
JCFの支援で、新しいトプザワPHCが来月オープンする。
ここにはシリア難民キャンプがあるので、
10%はシリア難民キャンプの患者さん、50%は地元のクルド人、
あとの40%はモスルを中心に避難してきた国内避難民が利用することになる。
人口7万人の地域なので、本来は病院が必要だが、地域の健康を守る拠点としての機能をこの診療所が担うことになる。
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