樹木希林的生き方①がんを俯瞰する
樹木希林さんはこんなことを言っていた。
「がんという死を意識する病気になるということは、心の浄化が起こることだと思います。
地球の浄化のために選ばれた一人なんだなと、そう思っています」
「どれだけ自分が無垢になれるのか楽しみにしている状態」とも話した。
ぼくが、自分の身に起きたことを上のほうから俯瞰しているんですね、と聞くと、
樹木希林さんはこう言葉を返した。
「役者って陶酔しちゃだめなんですよ。常に第三者の目で自分を見ていないと」
樹木希林さんにはいくつもの大切なことを教わった。
樹木さんは、がんと闘おうなんて考えていなかった。
がんに勝とうとも思っていなかった。
しかし、がんに負けない生き方をしているように見えた。
乳がんで手術をして14年。
全身にがんが転移しても、最後まで負けない生き方を貫いたように思う。
最期は、ちゃんと自宅へ戻っているというのも樹木さんらしいように思う。
がんはあっても、樹木希林流に最後まで生き続けた。
かっこいい。
樹木希林さん、長い間ご苦労さまでした。
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