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2018年10月13日 (土)

鎌田實の一日一冊(337)

「コーヒーが冷めないうちに」(川口俊和著、サンマーク出版)
小説としては文体が好きではないので、いい感じで読めなかった。
しかし、物語の設定が映画的だと思っていたら、やっぱり映画化した。
4つの物語。
恋人、夫婦、兄弟、親子。
コーヒーがあたたかいうちだけ、過去や未来へ移動できる不思議な喫茶店。

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体の弱い女性が妊娠し、心臓が出産に耐えられるかわからないが、子どもは諦めたくない。
その女性が、15年後の未来へ行き、子どもと会う。
自分は命がけで子どもを産んで、亡くなったようだ。
でも、中学生になった子どもと会い、一つの言葉を思う。
えらく感動的なのだ。
うまくできている物語。

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