クリスマスローズの植え替え
緩和ケア病棟に入院していた患者さんが昨年、病院に寄付してくれた200株のクリスマスローズ。
花を栽培し販売していた男性で、がんにも負けず、般若心経を読みながら、自分で育てた自慢のクリスマスローズを病院に寄付してくれたのだ。
その思いを受け継いで、グリーンボランティアがクリスマスローズの植え替えをした。
来年の2月か3月には花を咲かすことだろう。
やはり緩和ケア病棟で亡くなった方のご遺族から手紙が来た。
地元の長野日報の読者文芸に、短歌を投稿していた。
その方の親戚も短歌をしていて、手紙の最後はこんな歌で締めくくっていた。
緩和室での手厚き看護を極楽とまで言いしいとこついに逝きたり
緩和ケア病棟の患者さんたち一人ひとりに人生がある。
それに触れることができ、ぼくたち医療者は幸せだ。
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