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2018年11月 3日 (土)

鎌田實の一日一冊(338)

「グルジア映画への旅 映画の王国ジョージアの人と文化をたずねて」(はらだたけひで著、末知谷)
グルジアというのは、かつてのソ連。
黒海の東岸に位置し、南はトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと接している。
グルジア映画は何本かみたが、「放浪の画家ピロスマニ」が感動的な映画だった。
加藤登紀子の「100万本のばら」でうたわれている、女優にばらを送る落ちぶれた画家が、このニコ・ピロスマニだ。
ピロスマニはグルジアの宝、絵はとてもすばらしい。

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最近の映画では「とうもろこしの島」と「みかんの丘」。
グルジアは1991年にソ連から独立したが、その後、グルジアのなかのある地域が独立運動を始める。
そんな状況のなかで、川の中洲で作物をつくる老人と孫を描いた「とうもろこしの島」。
川を挟んで戦争が行われている。
「この土地はだれのもの?」
孫がそう聞くと、老人は、耕すもののものだと答える。
「みかんの丘」も、戦争は愚かだということを伝えている。
そんな映画王国グルジアを、岩波ホールで働いていた画家のはらだたけひでさんが案内していく。
週刊朝日で3年ほど、ぼくの連載の挿絵を描いてくれた。
友人である。

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