鎌田劇場へようこそ!(406)
「ナチス第三の男」
史上唯一成功した、ナチス高官の暗殺、誰も知らない真実の物語。
世界的ベストセラー、ローラン・ビネの「HHhHプラハ、1942年」の映画化だ。
ヒトラーやヒムラーより恐れられていた非道残虐なラインハルト・ハイドリヒ。
なぜ、モンスターになったのか。
ある女性と恋愛をし、軍法会議で不名誉除隊を余儀なくされる。
その後、妻のすすめでナチス党に入党し、ユダヤ人や共産主義者の大量虐殺を計画し、実践していく。
権力を得て、チェコの最高権力者にまでのぼりつめるが、
チェコ亡命政府から2人の暗殺者を送り込まれることに。
最後は、「俺たちに明日はない」みたいな終わり方だ。
言葉を失う衝撃的なエンディング。
ぼくはこんなコメントを寄せた。
「恐ろしい存在にも、美しい存在にもなれる人間。
非道な怪物がどうして生まれたのか、人間という不思議が解き明かされていく。
ヒリヒリしてみた。
感動」
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