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2018年11月

2018年11月30日 (金)

シベールアリーナで講演

山形のシベールアリーナで講演した。
3年前から熱い講演依頼をもらっていたが、なかなか実現しなかった。
加藤登紀子さんから「鎌田さん、一回行ってあげてよ」と言われ、今回実現した。
地方に文化を志しをもっている。
質の高い芝居やコンサートが、520席のホールで上演されているのは、奇蹟に近いと思う。

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夜は、上山温泉に宿泊。
芋煮がおいしかった。

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2018年11月29日 (木)

ジェロントロジー

青山学院大学にジェロントロジー研究所ができた。
ジェロントロジーとは、ロシアの微生物学者イリヤ・メチニコフが提唱した「老年学」を意味する造語だ。
医学や薬学、生物学を中心にしながら機械工学、建築学、食品科学、経済学、社会学、老いを対象とする哲学、宗教学、人類学・・・など、多くの学問分野を横断的に、新しい概念で超高齢社会をどう乗り越えていくかを研究している。

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その研究所が開設され、第一回の講演会に講師として呼ばれた。
イチョウ並木を通り、青山キャンパスで、「地域包括ケアをどうつくるか~健康長寿・在宅ケア・看取り・絆を考える」というテーマで講演した。
その後、一般の人たちを含め、青山学院や東海大学医学部の教授たちとおもしろいディスカッションになった。
ジェロントロジーという学問が深まり、明るい超高齢社会を語り合えるようになるといいなと思う。

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2018年11月28日 (水)

うずみ

福山でうずみ弁当を食べた。
うずみは江戸時代から続く、福山の郷土料理。
アワビやサザエ、エビなどの豪華な具材を見えないように埋めてある。
江戸時代、倹約政治が厳しい時代に生まれた文化だという。
島根県の石見地方にも、うずめ飯というのがあるらしい。

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京都、東京、兵庫、福山、山形・・・。
それぞれの地方の食を味わいながら、サーカス並みに講演が続いている。

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2018年11月27日 (火)

賢人論

「賢人論。」第77回(前編)鎌田實氏「すべての人は平等に、人生を自己決定する権利がある。それが何らかの圧力によって歪められることがあってはならない」

老人ホーム検索サイト「みんなの介護」のインタビュー企画「賢人論。(けんじんろん)」で、「地域包括ケアシステム」について語りました。

前編 「すべての人は平等に、人生を自己決定する権利がある。それが何らかの圧力によって歪められることがあってはならない]

中編「入居者さんのご家族は、自分の介護に自信が持てないもの。それに気づかってあげられると、リハビリはもっとうまくいきます」

後編「もし、介護現場にヒエラルキーを作るなら、頂点の介護スタッフを看護師と医師が支える“逆三角形”にするべきです」

…と3編に渡って公開されています。ぜひお読みください。

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2018年11月26日 (月)

食のほっとサロン

練馬区立のホールで講演した。
会場は1400人で超満員、入れずにお断りした人もいるという。
健康意識が高く感心した。
練馬区では、「食のほっとサロン」という事業を行っている。
65歳以上で閉じこもりがちな人、一人で過ごすことが多い人、地域に知り合いをつくりたい人などを対象に、みんなで一緒にバランスのいいものを食べ、孤食を防ごうというものだ。
その事業を担っている12のグループのうちの一つ、NPO法人楽膳倶楽部がつくっているお弁当をいただいた。

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男性の参加者も多いという。
配食サービスもしている。
子ども食堂もしているところもある。
「食」を通した、実にいい活動だと思った。

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2018年11月25日 (日)

コーヒーの日

諏訪中央病院の緩和ケア病棟で、「コーヒーの日」が開かれた。
蓼科にあるハーブのお店ハーバルノートの萩尾エリ子さんが息子さんとやってきて、おいしいコーヒーをいれてくれたのだ。

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コーヒーのいれ方は、実に丁寧。
以前、福島のカフェで、コーヒーのいれ方がかっこいいなと思い、教えを請うたという。
このときは、エルサルバドルのコーヒー豆。
ラウンジに漂ういい香りに誘われて、患者さんたちがやってきた。
気のせいか、いつもより和やかに見える。
ギャッジアップしたベッドごとやってくる人、病室でコーヒーを楽しむ人もいた。
萩尾さんらのコーヒーをいれる所作やたたずまいは、緩和ケア病棟の空気を変えた。
たたずまい、空気、大事だと思う。

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2018年11月24日 (土)

行動変容につなげる

地区のコミュニティーセンターは、諏訪中央病院と一緒になって、健康生活を実現するための話し合いの場を設けている。
テーマとなる講演をし、その後、6~7人のグループに分かれて車座になって話し合いをする。

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講演を聞いて、何が印象的だったか、何を考えたか、そして、自分は何ができるか。
自分の意見を言い、人も意見も聞きながら討論していく。
今井澄先生や鎌田がやっていた手法をさらに進めて、奥先生が行動変容を起こすために実践している手法だ。
食改さんが作ってくれた料理も並び、会場は和気あいあい、活気にあふれている。

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その地域の会に、福島県の西会津町の町長と保健師、管理栄養士が見学にやってきた。
健康は、情報を得るだけでは行動変容につながらない。
自分たちが行動変容を起こすためにはどうしたらいのか、そのための手法として、大変参考になったという。

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2018年11月23日 (金)

鎌田實の一日一冊(339)

「伝わるしくみ」(山本高史著、マガジンハウスス)
著者は、クリエイター・オブ・ザ・イヤー特別賞など多数の賞を受賞しているコピーライター。
伝えるためには、受け手という存在を認識・理解しなければならない。
伝わるかどうかは、受け手にすべての権限がある。
伝えるためには、受け手との共有エリアがあるかどうかが大切だ。
人間は結局、聞きたいことしか聞いてくれない。

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この本を読みながら、なるほどなと思った。
ぼくは講演に呼ばれるとき、あまり準備をしていかない。
会場に1時間ほど前に到着して、何を目指した催しなのかを考え、どんな人たちが集まっているのか、会場の雰囲気などをみながら、
自分のなかの引き出しを活用する。
自分のスマホのなかに入っている写真を急きょ、加えたりもする。
きっと、この本でいうところの「共有エリア」をつくるためだ。
テレビやラジオで話すときも、このしくみを無意識のうちに使っているなと思った。
「伝わるしくみ」、とてもわかりやすく、おもしろい本。
ぜひ、読んでください。

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2018年11月22日 (木)

原田泰治美術館でもチョコ募金

諏訪湖畔にある原田泰治美術館で、JIM-NETのチョコ募金のチョコを置いてくれることになりました。
ありがたいことです。
今、原田泰治美術館では「真野正美の世界 北国の詩情」(~2019年4月14日)という企画展を開催しています。
北国の雪景色や暮らしの風景などが、あたたかいタッチで描かれた真野作品は、
北海道の六花亭の美術館にもあります。
六花亭は、材料費だけで、チョコ募金のおいしいチョコを毎年、提供していただいています。

Img_1514 チョコ募金キックオフイベントで、応援してくれている人たちと

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ぜひ、原田泰治美術館を訪れて、原田泰治の世界や真野正美の世界を堪能したあと、
チョコ募金にもご協力ください。

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2018年11月21日 (水)

秋の御射鹿池

奥蓼科にある御射鹿池(みしゃがいけ)は、水面に周囲の林が映り、
静かな美しさをたたえるところ。
日本画家の大家・東山魁夷さんは近くの温泉に長逗留しながら描いた「緑響く」は、
彼の人気作品だ。

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その東山魁夷さんのシルクスクリーンの作品、限定25枚のうちの1枚を、奥様がJCFに寄付してくれた。
JCFの活動を理解してくださってのことだ。
その絵に、東山魁夷ファンが高額を出してくれ、病気の子どもたちの薬代にすることができた。
ありがたいことである。

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2018年11月20日 (火)

どうしたら活気を生み出せるか

「単身」「無職」の世帯が最多になるなど、日本の世帯の姿が大きく変わりだしている。
若者の経済状況も格差が広がっている。
親によりかかるパラサイトシングルも増え、結婚すれば生活が苦しくなるため、なかなか結婚ができない。
もう一度、国づくりを見直す必要がある。
経済格差の是正に本気に取り組むことで、消費力が伸びれば、2%のインフレターゲットも達成できる。
結婚する人も多くなり、子どもを生み育てる準備もできていくだろう。

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会社員の6割は管理職になりたくないというデータもある。
“普通”がいちばん、なのだ。
でも、そうなると社会は活気を失う。
会社のトップになるとか、おもしろいアイデアで起業するなど、
できたらもっとチャレンジングな人生を歩んでもらいたい。

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2018年11月19日 (月)

運を切り拓く

2015年までの命と言われていたドクター中松。
がんを克服して、90歳を超えた。
「新版へこたれない」(光文社知恵の森文庫)は、ドクター中松の話を大きく書き換えた。

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彼が患った前立腺がんのタイプは、珍しいがんで、予後もよくない。
そんながんを克服したドクター中松は、
「愚痴を言わないこと」「幸運を期待すると運がやってくる」など、
運を引き寄せようとする。
「賢いものは機会を見つける以上に、機会を多くつくる」
運をじっと待つではなく、運がまわってくるように機会をつくることが大事。
書き換えには苦労したが、運を切り拓くというドクター中松の姿勢は、大いにヒントになると思った。

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2018年11月18日 (日)

鎌田劇場へようこそ!(406)

「ナチス第三の男」
史上唯一成功した、ナチス高官の暗殺、誰も知らない真実の物語。
世界的ベストセラー、ローラン・ビネの「HHhHプラハ、1942年」の映画化だ。
ヒトラーやヒムラーより恐れられていた非道残虐なラインハルト・ハイドリヒ。
なぜ、モンスターになったのか。
ある女性と恋愛をし、軍法会議で不名誉除隊を余儀なくされる。
その後、妻のすすめでナチス党に入党し、ユダヤ人や共産主義者の大量虐殺を計画し、実践していく。

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権力を得て、チェコの最高権力者にまでのぼりつめるが、
チェコ亡命政府から2人の暗殺者を送り込まれることに。
最後は、「俺たちに明日はない」みたいな終わり方だ。
言葉を失う衝撃的なエンディング。
ぼくはこんなコメントを寄せた。
「恐ろしい存在にも、美しい存在にもなれる人間。
非道な怪物がどうして生まれたのか、人間という不思議が解き明かされていく。
ヒリヒリしてみた。
感動」

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2018年11月17日 (土)

鎌田劇場へようこそ!(405)

「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」
ピアソラは、タンゴ界の革命児、反逆児と思っていた。
このドキュメンタリー映画を見て、なるほどなと思った。
自分のタンゴで踊ってほしくない、じっくり聞いてほしいというのがピアソラの考え方だ。
「リベルタンゴ」にしても、「ロコへのバラード」にしても、たしかに踊りにくそう。
プロのダンサーしか踊れそうもない。

Photo (C)Juan Pupeto Mastropasqua

「私はエゴイストで、自分のことと自分の音楽だけを考える人間です」
「ときどき自分の世界に完全に飲み込まれてしまって、元に戻るのが難しいときがあります。
常に孤立しています」
自分勝手で、孤立していく天才肌、それを怖がっていない。
そこが彼のいいところ。
地元のブエノスアイレスでも、彼の音楽に対して批判が出る。
イタリアへ移住し、次々に傑作を生み出す。
彼の音楽をオーケストラが演奏し、世界的に有名な歌手が歌いたがる。
そんな男、ピアソラの真の姿が見える、見ごたえのある映画だ。
12/1ロードショー。

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2018年11月16日 (金)

鎌田劇場へようこそ!(404)

「エリック・クラプトン~12小節の人生」
ギターで物語を語れるアーチスト、クラプトンの人生を描くドキュメンター。
とにかく出てくるミュージシャンがすごい。
ボブ・ディラン、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ジミー・ヘンドリックス・・・。
エリック・クラプトンは次々にヒット曲を生み出すが、彼の人生は絶望の連続だった。
母は彼を置いて出て行った。
再会して、「ぼくのお母さんになってくれる?」と聞くと、NOと答えられる。
そんな彼を救ってくれるのがギター。

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ジョーズ・ハリスンの妻に恋をしてしまい、再び彼は傷つく。
ドラッグや酒におぼれ、依存症になる。
息子が生まれ、一緒に成長したいと思うも、息子はホテルの窓から転落して、4歳で死亡してしまう。
次々と悲しみに襲われる彼。
その悲しみが「ティアーズ・イン・ヘブン」などの大ヒット曲となっていく。
ジョン・レノンも母親に捨てられた悲しみのなかで、もがきながら音楽に走った。
絶望から人は立ち直れることを、このドキュメンタリーは見せてくれる。
クラプトンはスーパースター、なんともすごい。

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2018年11月15日 (木)

チョコ募金スタート

本日JIM-NETチョコ募金スタートです!
開始前から、5000個の予約注文を頂きました。 ありがたいことです。

今年もご協力よろしくお願い致します。

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筑波学院大学映像研究室の皆さんが、チョコ募金のアニメーション動画を作ってくれました

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2018年11月14日 (水)

認知症とともに生きる希望宣言

若年性アルツハイマー病の佐藤雅彦さん。
厚労省の記者会見で、「認知症とともに生きる希望宣言」をしたという。
自分自身が捕らわれている殻を破り、前を向き生きていきます、と宣言している。

001 佐藤雅彦さんと

「認知症になると何もできなくなる」と思い込んでいる人がいる。
当事者のなかにも「認知症になったらおしまい」と考えている人もいる。
しかし、そうではないと宣言したのだ。
自分の力を生かし、社会の一員として、楽しみながらチャレンジしていく。
すばらしい宣言だ。

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2018年11月13日 (火)

夢をしまっておける鞄

毎日新聞は歳末たすけあい運動で、画家や陶芸家、書道家らに作品を寄付してもらい、
それをチャリティー価格で販売する。
その収益や義援金は、難病患者などの施設、団体などに送られる。
ぼくは、いつも頼まれて、色紙を書いてきたが、
今年は京都のかばん屋、一澤信三郎さんに協力してもらい、
黄色と白の帆布のバッグに、筆で文字を書いた。

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「夢をしまっておける不思議なかばん」
一点ものです。
ぜひ、購入してください。

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2018年11月12日 (月)

キッチンカーわたりがらす

地域包括ケア研究所が運営するようになったまちだ丘の上病院。
もともと脳性麻痺の障害をもっている患者さんが多く、職員はやさしく情熱のあるプロフェッショナル。
運営を始めたばかりのときは厳しい状況が続いたが、地域の人の理解がすすむなかで、
入院患者さんも65人、一時的に70人を超える日も出て来た。
歌手のさとうむねゆきさんがコンサートに来てくれたり、そば打ちの会など、いろんな催しが開催されるようになった。

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キッチンカー#わたりがらすの金原さんも、病院でカフェを開いてくれるようになった。
イベントがあるときには、ホットドッグなどみんなが喜びそうなものを準備してくるとのこと。
たくさんの人がかかわり、いい効果を生んでいる。

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2018年11月11日 (日)

上条百里奈さんと対談

介護福祉士の上条百里奈さんと介護の月刊誌「おはよう21」で対談した。
彼女とは以前、読売新聞で対談したことがある。
8年ほど前からモデルの仕事もしている。
モデルと、特養での介護という両極端が素晴らしい。
初めて会ったときに「介護が大好き」と言った。
その理由をもう少し知りたいと思い、月刊誌での対談をお願いした。

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とにかく素直。
本当に介護が好きなのだということがわかった。
しかも、介護職という仕事がもっと社会からリスペクトされるようになったらいいと考えているようだ。
上条さんとの対談は、12月末発売の「おはよう21」に掲載される。
介護がなぜおもしろいのか、語り合った。
ぜひ、読んでください。

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2018年11月10日 (土)

鎌田劇場へようこそ!(403)

「いろとりどりの親子」
いい映画だ。
家庭を持つことが大事だと信じる両親のもとに生まれたLGBTの息子。
ダウン症や自閉症の子どもたち、低身長症の人たちが「自分たちには治すところなんてない」と、ありのままの人生を楽しんでいる。
16歳の少年が8歳の子どもを殺してしまう。
精神鑑定をしても正常と出る。
映画は必死に少年の「心の闇」にスポットを当てていく。

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「違い」を抱えた子どもたちがどうやって生きていくか。
6組の親子が抱える困難、戸惑い、そして喜びを描いている。
自閉症の子どもは通常の表現ができないだけで、頭のなかではいろいろなことを考えていることがわかる。
なんだかわからないが、みんなと違う人たちがいる。
「違い」を許さない住みにくい社会から、それぞれの違いを認め合える社会を宣言するような作品だ。

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2018年11月 9日 (金)

町田で新そばの会

まちだ丘の上病院に、江戸ソバリエ協会の理事長をはじめ8人のそば打ち名人がやってきた。
病院のすぐ下の古民家を使わせてもらって、地域の人や施設に入所している高齢者を招待して、新そばを食べる会を開いた。
大好評。

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がんばらない介護生活を考える会の委員である別府さんが、このソバリエの会の会員。
ボランティアに行ってもいいと言ってくださり、とても楽しい新そばを食べる会になった。
古民家の雰囲気がまたよかった。
所有者は弁護士さん。
地域貢献のために、障害のある子どもたちなどの放課後クラブに使われている。
庭もあり、とてもすてきなところだ。

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町田市は、もともと障害者にやさしい町づくりをしてきた。
その町で、まちだ丘の上病院を運営させてもらえるのは幸せなことだ。
町の福祉関係者や町づくり関係者とネットワークができるようになってきた。
12月には、町田の行政関係者と大学の先生たちと、福祉と町づくりのシンポジウムをする。
もちろん鎌田も講演する。

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2018年11月 8日 (木)

お知らせ

介護の日の11月11日、「報道プライムサンデー」(フジテレビ、朝7時30分~8時25分)に出演します。
介護の日関連では、京都で国民健康保険組合連合会の講演をし、高砂市で命やケアの大切さを講演します。
忙しく飛び回っています。
テレビ、ぜひご覧ください。

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2018年11月 7日 (水)

チョコ募金

チョコ募金がいよいよ始まります。
チョコ募金を始めた思いや、イラク医療支援についての鎌田のコメント動画が、
朝日新聞デジタルで紹介されています。

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11/9には、南大塚ホールで、チョコ募金キックオフイベントが開催されます。
ぜひ、ご来場ください。

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2018年11月 6日 (火)

あとちょっと!ご協力を

2018年11月9日(金) 鎌田が出演するイベントが2件あります。

どちらもチケットがまだあります。あと20席ほど・・・。

ぜひぜひ、ご協力・ご参加お願いします!

2018年11月9日(金) 13:00~16:00(受付開始 12:15)
有楽町朝日ホールにて
 
「人生を豊かにするものとは?」をテーマに、内容盛りだくさんでお届けします。
鎌田の講演 「認知症でも自分らしく!」 を始め、 「おれんじドアも~やっこなごや」代表で、若年性認知症当事者でもある山田真由美さんとのゲストトークや、「介護のお悩み」質問会など。

さらには、大人気クロスフィットトレーナーAYAさんも登場して、簡単なトレーニング方法を教えて下さいます。介護用品の展示コーナーもあります。ぜひご参加ください。
 
参加費:一口500円
※東日本大震災被災地に寄付し介護現場で活用させていただきます
(特別協賛社から500円相当以上のお土産をご用意します)
 
お問い合わせ 「がんばらない介護生活を考える会」事務局
TEL:03-3541-6262(平日10:00~17:00)
 
お申込みはこちら
2018年11月9日(金)19:00開演(開場:18:30)
南大塚ホールにて
 
今年もチョコ募金始まります。2019のテーマは、「戦場のたんぽぽ」。
IS (イスラム国)が去った後のモスルの小児がん病院は、焼け焦げ、弾痕と瓦礫が散財したままでした。 そのような中、病院の庭には、たんぽぽだけが咲いていました。
たんぽぽの綿毛のように、チョコ募金に協力くださる一人一人の思いが命につながること、 そして今こそ、戦争や紛争のない平和な世界を子どもたちに手渡すことを願い、 キックオフイベントを開催いたします。

お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

前売り券 2,000円/小中高大学生 1,000円  ※当日券2,500円 
チケット購入・お問合せは、JIM-NET(ジムネット)       
TEL:03-6228-0746(平日10時~18時)        
MAIL:info-jim@jim-net.net

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2018年11月 5日 (月)

手づくり展の収益を東北支援に

先月、熱海の起雲閣で東日本震災復興支援手づくり展が開催されました。
湘南地区を中心とする手作り作品の作家さんたちが、今年も一生懸命作品をつくり、展示・販売。
福島支援をしているJCFに、15万円を寄付していただきました。

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P_20180619_181708 手づくり展の会場と、作家のみなさん

JCFでは、南相馬を中心にした福島支援を継続しています。
夏には子どもたちの保養をしたり、
甲状腺検診を希望する人には、信州大学や諏訪中央病院で検診できるように対応してきました。
この手づくり展は今回で5回目。
いまも東北の方がたの復興を応援しようという思いを受け止めて、
JCFでも復興の手助けをしていきたいと思います。

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2018年11月 4日 (日)

B級グルメ時々、刺身

京都から入って、奈良で講演。
その足で、大阪から秋田へ。
そして、東京で内館牧子さんや出久根達郎さんとエッセイ大賞の選考をした。
相変わらず飛び回っている毎日だが、最近食べておいしかったのは、富山の魚油でつくったラーメン。
意外にさっぱりしていい。

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刺身の盛り合わせもおいしかった。
外食ではラーメンや丼物が多くなるので、刺身や野菜はしっかりとるようにしている。
B級グルメ、ときどきお刺身、である。

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2018年11月 3日 (土)

鎌田實の一日一冊(338)

「グルジア映画への旅 映画の王国ジョージアの人と文化をたずねて」(はらだたけひで著、末知谷)
グルジアというのは、かつてのソ連。
黒海の東岸に位置し、南はトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと接している。
グルジア映画は何本かみたが、「放浪の画家ピロスマニ」が感動的な映画だった。
加藤登紀子の「100万本のばら」でうたわれている、女優にばらを送る落ちぶれた画家が、このニコ・ピロスマニだ。
ピロスマニはグルジアの宝、絵はとてもすばらしい。

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最近の映画では「とうもろこしの島」と「みかんの丘」。
グルジアは1991年にソ連から独立したが、その後、グルジアのなかのある地域が独立運動を始める。
そんな状況のなかで、川の中洲で作物をつくる老人と孫を描いた「とうもろこしの島」。
川を挟んで戦争が行われている。
「この土地はだれのもの?」
孫がそう聞くと、老人は、耕すもののものだと答える。
「みかんの丘」も、戦争は愚かだということを伝えている。
そんな映画王国グルジアを、岩波ホールで働いていた画家のはらだたけひでさんが案内していく。
週刊朝日で3年ほど、ぼくの連載の挿絵を描いてくれた。
友人である。

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2018年11月 2日 (金)

青学で講演会

2018年11月18日(日) 、青山学院大学青山キャンパスにて、講演会を行います。
テーマは、「地域包括ケアをどうつくるか~健康長寿・在宅ケア・看取り・絆を考える~」。
  
長野県の諏訪地方で、30年程前から「地域包括ケア」という言葉を使って、健康づくり運動をしながら、在宅ケアを充実させ、地域で一人ひとりが自らの死生観を持てるよう、命のリテラシーを進めてきました。一人ひとりが自己決定し、それを専門家集団がサポートするシステムを作ってきました。
 
今、各地で地域包括ケアシステムがつくられようとしています。それぞれの地域で、他職種の人達が、どのように信頼関係を作り、住民ファーストのシステムをどう作るべきかを考えます。
 
ぜひご参加ください。
 
日時: 2018年11月18日(日) 13:30~15:30
場所: 青山学院大学青山キャンパス 総研ビル12階大会議室
主催: ジェロントロジー研究所主催

【 入場無料 ・ 事前申し込み制 】
 

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2018年11月 1日 (木)

看護学生からヤジディ教徒の女性へ

諏訪中央病院看護専門学校の学生自治会が文化祭でバザーをし、
JCFに49620円の寄付をしてくれました。

Img_4539 諏訪中央病院看護学校の初めてナースキャップを被るセレモニー

JCFでは、イラク支援もしています。
ISに拉致され、性的奴隷にされたヤジディ教徒の女性の心の傷をいやすために、
日本人スタッフが話を聞いています。
ヤジディ教徒の集落は、一時、拉致された女性を阻害していましたが、
次第に被害者としてあたかく迎えらるようになってきました。
女性の心の傷は大変なものですが、それでも集落のなかに居場所ができたことは前進だと思います。
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看護専門学校の学生たちからの支援は、こうした活動の支えになります。
困難のなかで生きている同世代の女性を思い、寄付していただいたことは、被害に遭った女性たちにも、それを支えるスタッフにも大きな力になります。

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