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2018年12月 2日 (日)

心を支えた言葉

山形県鶴岡市へ、緩和ケア市民公開講座の講演に行った。
1000人のホールはほぼ満員だった。
十数年前につくられた庄内緩和ケア推進協議会では、地域で生と死を勉強する会をしてきたという。
今回は「あなたの心を支えた言葉」を募集したところ、いろいろな言葉が寄せられた。
「よくここまでやってこれたなあ。
あなたがいたから、おれもがんばってこれた。
あなたのおかげ。
ありがどよ」
これは、68歳の女性が夫から言われた言葉だという。
18年前、脳腫瘍の手術をし、復職したものの一年後再発。
左不全まひと高次機能脳障害になった。
夫婦二人三脚で苦楽をともにしてきた。

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「あ~今日もいがった!」
と書いてくれたのは、63歳の女性。
母親が一日農作業をして、帰ってくるなり口癖のように言っていた言葉だという。
一日の充実感がぎゅっと集約されている。
鎌田賞を出したのは、こんな言葉だ。
「みなさん、どうもありがとう。
それでは、みなさんさようなら」
今年、94歳で亡くなった母親が、亡くなる1週間ほど前に看護師さんに手に振って言った言葉だという。
すばらしい生き方だと思う。
いい生き方、死に方には、いい言葉があふれている。

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