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2019年1月25日 (金)

ホームホスピス

昨年末から、新しい本の取材をしています。
「命の現場」を訪ね、生と死について書く予定です。
宮崎市内にある、日本で初めてのホームホスピス「かあさんの家」を訪ねました。
訪問介護や訪問看護などをもちながら、今は3つのホームホスピスを運営してます。
かあさんの家のしつらえや雰囲気は一見して、ふつうの家。
そこで5人ほどの入居者が、家族のような人間関係のなかで生活していました。
まな板の音やごはんをつくるにおいも漂ってきます。

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ある患者さんは、ぼくの本のファンだとか。
家族みんなや数年前に看取った方に集まっていただき、生と死をどう受け止めているのかお話しを聞きました。
「命のリテラシー」がホームホスピスというムーブメントによって、地域のなかにうまく浸透しているように思いました。
ホームホスピスは、新しい在宅ケアのあり方であり、これからの大事な選択肢の一つになっていくと感じました。
昨年11月、ぼくはホームホスピスの全国研修会で記念講演をしました。
空き家を利用しているというのも、とてもいい発想です。
鎌田の地域包括ケア研究所で考えていることと一緒です。
とても勉強になりました。

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