ホスピスでピザパーティー
緩和ケア病棟の患者さんが「ピザとパスタが食べたい」と言い出しました。
では、ピザパーティーをしよう! と乗り気のご家族。
病棟の看護師も手伝いながら、ホスピスボランティアの応援が入り、着々と準備が進みした。
緩和ケア病棟の入院患者さん自身が、「食べたい」と言い出して、
自身がパーティーをするのは、鍋パーティーが最初。
今回は、その第二弾です。
と、そんな話を、レストラン・ピーターで食事兼打ち合わせをしていると、
ピーターの3兄弟のシェフたちが、
「先生、(患者さんで)肉を食べたいという人がいたら応援しますよ」
とうれしい申し出をしてくれ、ピザパーティーにも見に来てくれました。
そして、2月は、患者さんが「肉が食べたい」と言い出したら、ピーターの贅沢なステーキを出そうという話になりました。
次男のシェフも、「ステーキのほかに、何を出そうか」とアイデアを練っています。
ピザパーティーは、たくさんの人の協力で、発案者の患者さんとご家族はもちろん、ほかの入院患者さんやご家族たち、ホスピスボランティアらが楽しく、おいしいひと時を過ごしました。
前日、入院してきた患者さんのご家族は、
「こんなにあたたかな病院は初めて。いくつのも病院でがんの治療をしてきましたが、
最後の最後にここへ来て、ほっとしています」
と、しみじみ語ってくれました。
その言葉を聞き、カマタもついつい、うるっと来てしまいました。
あたたかさとやさしさが勝手に回転を始めて、大きな渦になろうとしています。
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