安田講堂で団塊世代の未来を考える
全共闘運動50周年の東大安田講堂で、講演会がありました。
在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークによる
第25回全国の集いのプレ大会です。
テーマは「2019団塊・君たち・未来」。
専門家だけでなく市民も含め約600人が参加しました。
演者の一人、理学療法士の三好春樹さんには、以前から影響を受けていましたが、久しぶりに話を聞き、なるほどと思うことがたくさんありました。
たとえば「認知症は関係障害、人間と人間の関係や自己との関係の障害」と考えるとわかりやすいといいます。
さらに、「自己決定は大事だけれど、むしろ共同決定のほうがわかりやすい」
「認知症の人の行動は、なぜそれをするのか考えてみると解決の糸口がわかる」という話も出ました。
団塊の世代の参加者が多いなかで、『下流老人』という本を書き、当たり前に生きて、当たり前に貧困になるという問題を提起した藤田孝典さんの話も聞くことができました。
三好さんも、藤田さんも、以前、対談していますが、あらためて話を聞き、新鮮な感じがしました。
淑徳大学の教授をしている結城康博さんは「団塊世帯の責務」と題して語りました。
全共闘運動で人生が変わった司会者や演者の話は胸に響きました。
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今年9月15、16日、池袋の帝京平成大学のキャンパスで、全国の集いが開催されます。
地域医療研究会との合同開催が検討されていますので、ぜひ、ご参加ください。
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