鎌田劇場へようこそ!(412)
「洗骨」
おもしろい。
沖縄に洗骨という風習があることは聞いていた。
亡くなった人を風葬し、数年後に取り出して骨を洗う風習だ。
この映画では、若くして亡くなった母親の洗骨を通して、ばらばらだった家族が一つになっていく。
失敗や絶望を抱えた家族一人ひとりも、再生していく物語だ。
沖縄という自然に包まれて、アルコール依存症の父が立ち直り、
未婚で妊娠した娘が出産を決意する。
人を再生させてくれる「自然の懐」。
沖縄はその懐が大きいが、洗骨という風習がないところにも、失敗や絶望を乗り越え、再生を促してくれる仕掛けがあるはずだと思った。
ぼくは、こんなコメントを寄せた。
「怒り、悲しみ、失敗、後悔があふれているのに、
あったかくて、おもしろい。
人間ていいなと思った。この映画大好き」
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