旧友の最終講義
中学校の同級生、菊池良生君はドイツ文学、オーストリア文学の専門家。
70歳で退官するにあたり、最終講義に同級生が集まりました。
演題は「第二次ウイーン包囲」。
講談を聞くような、リズミカルな名調子。
昔の菊池君をほうふつさせます。
菊池君とは仲がよく、野球でバッテリーを組んだこともありました。
菊池君の「ハプスブルクをつくった男」(講談社現代新書)など、ハプスブルク家についてたくさんの本を書いています。
なかでも、「ハプスブルク帝国の情報メディア革命、近代郵便制度の誕生」(集英社新書)はとてもすばらしい本です。
「警察の誕生」(集英社新書)とともにおすすめします。
一度、菊池良生君の本を読むと、次々に読みたくなってしまいます。
今後は、作家として活躍。
秋には「第二次ウイーン包囲」が本になるそう。
とても楽しみです。
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