鎌田實と平成⑤
平成は災害が多い時代でもありました。
東日本大震災では、諏訪中央病院の若い医師たちが石巻の診療所などに一年近く支援に入りました。
ぼくが代表をしているJIM-NETでは、石巻に学校の校庭やお寺の境内に、2つのお風呂を設営。
長くお風呂に入れなかった被災者に入浴してもらいました。
大型の災害が起きたときは、病院とNPOが連携し、できるだけ早く支援体制を構築することが大事だと学びました。
昨年の夏、岡山の水害に支援に入ったとき、国際医療ボランティア組織のAMDAと知り合いました。
南海トラフの大地震に備えて、遠隔地の病院として諏訪中央病院が四国に支援に入るという契約を結びました。
反対に、糸魚川線のフォッサマグナ付近で大地震が発生したときには、AMDAが呼びかけて関西・四国の医療支援が長野に入るという内容です。
どうやっていち早く支援体制を整えるか。
手探りのなかで準備が始まっています。
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