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「多十郎殉愛記」
主役の高良健吾がいい。「木枯し紋次郎」「まむしの兄弟」「極道の妻たち」などの傑作を撮り続けた巨匠・中島貞夫が、美しい映画をつくった。ヒロインは多部未華子。
幕末、主人公の多十郎は親が残した借金から逃げるために、長州を脱藩。長州と京都見廻り組との闘いに巻き込まれていく。中島監督の真骨頂。30分間の大立ち回りは、CGを使わない美しい映像になった。まさかこんなにおもしろいとは思わなかった。
鎌田實 2019年4月12日 (金) 14時18分 | 固定リンク Tweet