沖縄の基地負担を考える
「通販生活」はおもしろい商品や信頼できる商品が紹介されていて、毎回楽しみに読んでいます。
読み物も、ユニークです。
夏号の「普天間米軍基地を沖縄県から本土に引き取るための4つの案」というのは、とてもおもしろく読みました。
作家の池澤夏樹さんは、普天間基地は鹿児島県の馬毛島に移転するのが最も現実的な解決策としています。
池澤さんは北海道に住んでいますが、防衛審議官が東部の苫小牧への移転案をアメリカに提案したが、消えてしまったということも述べています。
「月刊日本」の中村友哉編集長は、佐賀空港への移転であれば日米両政府が受け入れる可能性があると書いています。
沖縄だけに基地負担がのしかからないようにしようということで、
通販生活では「くじ引き案」というのを出しています。
米軍・自衛隊基地の負担割合の少ない22府県を対象に、くじ引きで決めませんか、という提案です。
東大教授の高橋哲哉さんは、本土への基地引き取り運動をする市民運動が出て来ましたが、
こうした空気がゆっくり醸成されることが大事といいます。
〇〇県に引き取るというと、その地域で反対運動が起こります。
まずは「本土に引き取る」ということを日本全体が考えることから始まるというのです。
どれも、けっこう納得できることが書かれていました。
| 固定リンク