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2019年6月12日 (水)

鎌田實の一日一冊(355)

「わたしの宮沢賢治 賢治との対話」(C・Wニコル著、ソレイユ出版)

長野県の黒姫山で森を守る運動をしているC・Wニコルが
かつて谷川雁と一緒に宮沢賢治の英語訳本をつくった。
この本は、そんなエピソードから始まる。

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賢治が生まれる少し前に、イギリスから蒸気機関車が輸入される。
はじめは新橋-横浜間からはじまるが、岩手県では鉱山専用鉄道の釜石鉱山鉄道が敷かれていく。
賢治はこれを見ていたかもしれない。
その後、東北本線が岩手を縦断。
賢治が生まれた花巻にも、花巻電気軌道が開業する。
おそらくこの蒸気機関車に乗った経験が、「銀河鉄道の夜」を生んだのではないかと著者は言っているが、きっとそうだと思う。

この本は一人一冊、宮沢賢治を論じるシリーズ本。
ぼくにも書かないかと言われたが、迷っている。

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