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2019年6月14日 (金)

鎌田實の一日一冊(356)

「明日への銀河鉄道 わが心の宮沢賢治」(三上満著、新日本出版社)

岩手日報文学賞を受賞している。
著者は学校の校長先生をしていた人。
「銀河鉄道の夜」は3種類あるが、
特に初期のものと、晩年に賢治自身の手でまとめられた最終稿の分析がおもしろい。
ジョパンニが「ほんとう幸せ」を探求して銀河鉄道に乗り込む。
その「本当の幸せ」とは何か。
結局は、未完になっている。

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この時代では生活に恵まれていた賢治だが、苦悩することが賢治をつくっていく。
苦悩があればいいというわけではないが、この作品を読んでいると
苦悩があってもいいと思えてくる。
苦悩そのものは目的でも目標でもないが、苦悩していてもいいんだ思うことができる本である。

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