紙芝居の可能性
紙芝居というと、小さな子どもに見せるものと思われがちですが、実は、小学校、中学校、高校でも授業のなかで活用されているということです。
平和や人権、命の大切さなどを扱った紙芝居をみて、みんなで議論したり、メディアを読解・鑑賞する、批判し考える、考えを表現するという「メディア・リテラシー」の授業のなかで、手作り紙芝居が活用されています。
そこで活躍しているのが、紙芝居サークルのボランティアたち。
あるサークルでは、ぼくの「アハメドくんのいのちのリレー」(集英社)の絵をうまく活用して、
紙芝居のように見せながら、子どもたちに読み聞かせているとのこと。
子どもたちの感想文まで見せてもらいました。
ぼくは、この「アハメドくんのいのちのリレー」を大人が読む絵本としてつくりましたが、
こんな活用の仕方があったのかと驚きました。
各地に紙芝居サークルがあり、中高年の人たちが子どもたちに読んで聞かせるということが広がっているのだそう。
中高年の生きがいづくりにもグッド。
紙芝居、古くて新しいメディアです。
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