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2019年7月14日 (日)

鎌田實の一日一冊(363)

「DEATH「死」とは何か」(シェリー・ケーガン著、柴田裕之訳、文響社)

「イェール大学で23年連続の人気講義」という副題がついている。
著者は、道徳哲学、規範倫理学の専門家。
死を多方向から考える、思索を深めるための手引書ともいえる。
「死とは何か」死への正しい接し方」「不死が人を幸せにしない理由」「死が教える人生の価値の高め方」・・・・。

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いい人生の延長戦上に、いい死がやってくる。
いい死とは、人生の質の問題なのだ。
クオリティー・オブ・ライフとクオリティー・オブ・デスは裏腹の関係にある。
そうは書いていないが、ぼくはそんな気がするのだ。

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