様変わりする施設
東京都目黒区にある特別養護老人ホーム目黒中央の家には、企業内認可保育所が設置されています。
定員12人のうち企業で8枠、地域枠4枠、地域の人も利用できる保育所です。
この施設には理美容室があり、定期的にプロが訪問して入居者の髪を切ったりしています。
その部屋は、お祈り部屋も兼用。
インドネシアから働きに来ている人が多く、その7~8割のイスラム教徒のためにお祈り部屋として開放しているのだそうです。
外国人介護者は60人もいます。
もちろん、日本語はペラペラ。
インドネシアでは看護大学を卒業しているエリートもいます。
ここから日本の試験を受けるのが大変で、介護士として働いています。
総じて優秀で、介護の課長や主任になったりする人もいます。
インドネシアから来た主任の女性、「介護のなかで何がいちばん好き?」と聞くと、
入浴介助だと答えました。
インドネシアではほとんどがシャワー。
おふろにはいっている日本のお年寄りは幸せそうで、それを見るのがうれしいといいます。
入居者のリハビリ室には、スタッフも利用できるトレーニングマシンも置かれていました。
一階はカフェ。
コワーキングスペースもあり、介護職員たちがここで兼業してもいいようになっています。
受付もホテルライク。
介護の世界がどんどん様変わりしています。
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