鎌田劇場へようこそ!(443)
「マイ・フーリッシュ・ハート」
ジャズのレジェンドになるはずだった男チェット・ベイカー。
一時はマイルス・デイビスをしのぐ人気を博したが、薬物依存から立ち直れなかった。
1988年アムステルダムの場末のホテルの2階から落下した。
自殺なのか、事件なのか。刑事がその真相を追いかける。
それは、チェット・ベイカーのずたずたに壊れかかった魂を追いかけることでもあった。
チェット・ベイカーについては、4年ほど前、「ブルーに生まれついて」という映画になった。
この映画は、その後のことが描かれている。
チェット・ベイカーのトランペットは哀愁に満ちている。
そのトランペットを置いて、歌うこともある。
これがまたいいのだ。
マフィアに口を壊され、満足のいくトランペットが吹けなくなったことも関係していたかもしれない。
ジャズがあふれるいい映画に仕上がっている。
そして、やっぱりチェット・ベイカーに心を奪われる。
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