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2020年1月16日 (木)

平和を後退させない

イランが、ウクライナ旅客機を撃墜しました。
ロウハニ大統領が言うように「許されない過失」です。
イラン国内では、もともとあった内憂外患が、いよいよ顕著になっていくと予想されます。


内憂としては、経済封鎖のために生活が苦しくなり、デモも起こっています。
デモに対して武力で鎮圧し、一度はおさまりましたが、今回、イラン政府のミサイル攻撃に対し、再び、若者がデモを始めています。
保守派のイスラム原理主義者たちは、ロウハニ大統領を支持していますが、若者の気持ちは複雑でしょう。
今後、アメリカが、経済的圧力を強めていくと、ますますこうした問題が大きくなっていくことでしょう。

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一方、アメリカ、トランプ大統領は「ウクライナ疑惑逸らし」をしながら、強い姿勢を見せようとしています。
国内の福音派やユダヤ系の資本家たちの期待にこたえて、イスラムたたきをし、親イスラエルの人たちの票をかためようとしているのです。
世界平和のためではなく、大統領選再選のためにどんなリスクもおかまいなしに仕掛けようとしてきます。

 

世界が波乱の一年に向かうなか、子どもの命を救い続けるということを通し、少しでも平和を後退させないようにしたいと決意を新たにしています。

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