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2020年1月14日 (火)

アルビルにミサイル着弾

イランが8日、イラク国内のアメリカ軍基地に向かって弾道ミサイルを撃ち、その一発がアルビルの郊外に着弾しました。
アルビルは、ぼくたちJIM-NETの事務所やJIM-NETハウスがあるところです。
JIM-NETの現地スタッフであるバルザンの家から3㌔ほどのところに着弾したため、バルザンは火を見たといいます。
日本の新聞やテレビ局から取材申し込みが多数殺到し、大わらわ。
その取材に応じ、「私たちイラク人はこれ以上の戦争は望みません。平和を望む」とバルザンは言い切りました。
JIM-NETハウスにやってくる白血病の子どもたちの命を守るためにも、再び戦争を起こしてほしくないというのがイラク人の本当の気持ちです。

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アルビルには、日本人スタッフの牧野アンドレ君も駐在しています。
事態の発生を受け、外務省からは一時、イラクから避難するようにという指示が出たため、東京事務所は牧野君の帰国を指示しました。
その牧野君は、別のテレビ局の取材に応じ、「帰国することになりましたが、自分がいなくなった後、女性や子どもたちの救援をストップするわけにはいかない」と語りました。

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現地には、准看護師のリームやそのほか医師もいます。
当面の間、バクダッドやバスラにいる現地スタッフに協力してもらい、東京から指示を出して救援活動を続けていくことになりました。
早く平和なイラクがやってくることを望みます。

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