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2020年2月

2020年2月29日 (土)

感染拡大をどう防ぐか④

新型コロナウイルスは世界中に広がっています。
現在、中国以外では韓国、イタリア、イランに多数の感染者が出ています。
シンガポールや香港では落ち着いてきていますが、35か国で陽性者がでています。
これから心配しなければならないのは、アフリカと南米。
今のところアフリカと南米は感染が広がっていません。

中国はアフリカにかなりの資本投下をし、人を送り込んでいます。
アフリカに感染が広がると、日本やヨーロッパで下火になりかけたとき、
アフリカから感染の再燃が起こる可能性があります。
オリンピックにも経済にも大きな問題が起こることが想像できます。
先進国がそれぞれ土俵際で食い止めることと、アフリカに広げないことがとても大きな課題です。

 

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2020年2月28日 (金)

感染拡大をどう防ぐか③

感染症が流行し収束する過程は、正規分布曲線をたどることが多いといわれています。
日本では1月16日にはじめて感染者が確認されました。
いつ収束宣言ができるかは、ピークの時期によって決まってきます。

ピークが4月中旬の場合、収束宣言ができそうなのは7月中旬。
オリンピックの開会式は7/24なので、先行して入ってくる選手や役員たちが安心して日本に入ることができず、開会が危うくなります。
3月中旬にピークが来れば、5月末には比較的落ち着いた状態になるでしょう。

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北海道では小中学校が休校になりました。
政府は、来週から全国の小中高校にも臨時休校するよう要請しています。
電通では5000人が在宅勤務、NTTもリモートワークを発表しました。
日本全部が大胆な行動をしなくても、感染症が流行したとき、半分くらいの組織や個人が自重するだけで、感染はかなり下火になっていくことが予想できます。
この3月中にピークが来くるように、2月末から行動範囲を狭め、感染を防ぐ努力をすることが大事です。
ぼくも講演を4つ取りやめました。

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2020年2月27日 (木)

感染拡大をどう防ぐか②

感染を拡大させないために、PCR検査の1万人態勢の実現を訴えてきましたが、2/18~24までの全国の実施件数は一日平均で900件程度。
政府は一日3800件程度の能力があると胸を張っていましたが、実施件数はかなり少ないです。

現場の医師たちは不信感でいっぱいです。
原因がわからない肺炎があって、保健所や相談センターに相談しても、検査が受けられないからです。
政府は受けるといっていますが、現場では受ける態勢になっていないのが現状なのです。
韓国では、すでに4万3000件の検査を終えています。

一月初めには、武漢で感染症が拡大し始めていることを知りながら、きちんと対処できませんでした。
日本では内閣府がリーダーシップをとっているようですが、かなり後手後手にまわっています。
PCR検査の態勢を整えて感染拡大を食い止めないと、経済もオリンピックも危いことになりかねません。

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2020年2月26日 (水)

感染拡大をどう防ぐか①

新型コロナウイルスの感染が広がってる問題で、クルーズ船では「隔離崩壊」が起きていると書きました。
さらに乗員55人、乗客2人の感染がわかりました。
これでクルーズ船で感染が確認されたのは692人になりました。

隔離というのは、自由を奪うので、できるだけ居心地をよくすることと、他者に感染を広げないようにすることの2つが大事です。
しかし、クルーズ船での隔離は、居心地も悪く、船内での感染を広げないための感染対策も不十分でした。
特に、乗組員の隔離は明らかに不明瞭です。

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クルーズ船の感染者からは死亡者が4人出てしまいました。
せめて高齢者と持病がある人を下船させ、別のところで隔離させるようにしていたら、命を守れた人もいるのではないかと思います。
政治の力で、船の持ち主であるアメリカと、船を出しているイギリス両国との分担をもっと明確にし、
外国の患者さんは早く母国に帰してあげて、母国で隔離してもらうというのが正しかったのではないかと思います。

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2020年2月25日 (火)

バ・カ・タ・レ

長野県の南相木村に講演に行ってきました。
人口1000人程度の村で、甲斐の山の向こうに富士山がとてもきれいに見えました。

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南相木村には100歳以上の人が何人もいるそう。
講演会には97歳の人も聞きに来てくれ、質問までしてくれました。
スクワットとかかと落とし、口腔フレイル予防としておでこ体操やパタカラ運動の話をしました。
パタカラ運動はパ行、タ行、カ行、ラ行を発音することで、口と舌の体操になり、むせや誤嚥などを防ぎます。
「パ・タ・カ・ラ」ではなく「バ・カ・タ・レ」でもいいと話したら、会場は大笑い。
みんなでパカタレ、バカタレと声に出して、ストレスを発散しました。

 

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2020年2月24日 (月)

鎌田實の一日一冊(375)

「老人初心者の覚悟」(阿川佐和子著、中央公論新社)

エッセイの名人の面目躍如。
とにかくおもしろい。
「洗わない宣言」は抱腹絶倒。
ブラジャーやバスタオルはどのくらいの間隔で洗ったらよいのか、おもしろおかしく展開する。
阿川流の生き方、考え方がなんとも魅力的。

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笑いながら読んでいくと、最後のほうに鎌田の話が出て来た。
ぼくのことを、
「機嫌のいいアライグマのような顔」「こんなにできた人は私よりずっと年上と思っていたのだが、実はあまり変わらない」と、
ほめているのか、けなしているのかわからない表現で語っている。
森光子さんや悪友・檀ふみさん、黒柳徹子さんにできて、「私にはできない」というスクワットを、
「サワコの朝」でお教えした。
それをさらに阿川流に改変したスクワットを、数日間続けていると月刊誌で読んだが、
あれから半年、スクワットの効果はどうなったのか、ぜひ聞いてみたい。

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2020年2月23日 (日)

悲報

311が近づいていますが、悲しい知らせがありました。
石巻のサルコヤ楽器店の井上晃雄さんが91歳で亡くなりました。
1か月ほど前まで店に立っていたそうですが、突然の悲報でとても残念です。

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サルコヤ楽器店を知ったのは、東日本大震災の直後。
JIM-NETが被災者のためのお寺の境内を借りてお風呂を開設していたとき、すぐ近くにサルコヤ楽器店がありました。
おもしろい名前だなと思って、声をかけたのが始まりです。
親父さんは、泥をかぶってしまった被災ピアノをかわいそうだと言って、直し続けていました。
その被災ピアノで、渋谷Bunkamuraで復興コンサートをしました。
クミコさんのピアノ演奏を聴いてもらいながら、ぼくは自作の詩を朗読しました。
親父さんの復興ピアノは、淡路島の先生が買ったり、歌手のシンディ・ローパーが買って、石巻市立病院に寄付されました。
この話を絵本にするつもりでいくつかの出版社に当たりましたが、絵本は成立しませんでした。
申し訳ない思いでいっぱいです。
またいつか、チャンスをみて絵本か紙芝居にしたいと思っています。
サルコヤの親父さん、安らかにお眠りください。

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2020年2月22日 (土)

チョコ募金完売のお礼

チョコ募金は、バレンタインデーの数日前に完売いたしました。
みなさんのお力添えと、ギャラリー日比谷のオーナー、そしてギャラリー日比谷に駆けつけてくださった方々のお陰で、14万個がすべて売れました。
ありがとうございました。

スタッフも、申し込みの電話対応やイベントの企画、マスコミ対応などにかんばってくれました。
完売後には鎌田がごちそうするという約束のとおり、
みんなが大好きなカレー会をしました。
その翌日に開かれた理事会でも、チョコ募金完売について高い評価を受けました。

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シリアとトルコが厳しい状況になり、クルド人が65万人ほど難民化しています。
現地スタッフの准看護師リームが、シリアの難民キャンプを支援したり、イラク国内のシリア難民キャンプに医薬品を届けたりしています。
今季のチョコ募金でも、たくさんの子どもたちの命を救うことができます。
ありがとうございました!

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2020年2月21日 (金)

上士幌で講演

十勝平野の上士幌に講演に行ってきました。
昨年、満足度が高かったということで2年連続の講演会になりました。
上士幌は、ふるさと納税の収益を利用して、保育園の無料化、高校三年まで医療費の無料化などを行っています。
町に活気があります。

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ちょうど熱気球の大会が開催されていました。
帰りの釧路空港では、スープカレーラーメンを食べました。
スープカレーは大好きなのですが、スープカレーラーメンは初めて。

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ぼくは、みそ味のサッポロラーメンのほうが好きです。

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2020年2月20日 (木)

福島で講演

少し前のことになりますが、福島民友の主催で「健康長寿日本一福島をめざして」という講演をしました。
その後、内堀県知事と、福島県立医科大学の竹之下学長とシンポジウムをしました。
内堀知事は、颯爽とスニーカーで登場。
パネリストとしても何を質問されても完璧に回答し、健康長寿福島にするために何をしたらいいのかわかっているようです。
竹之下先生は、もともと消化器外科の教授で、なかなかのお人柄でした。
竹之下先生も、ジムへ行き、75㎏のバーベルを担いでスクワットができていると聞き、驚きました。

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福島民友からは健康長寿日本一にするための連載を頼まれました。
福島民友の現社長とは、20年来のつきあいです。
読売新聞の有名な記者で、医療分野も得意にしており、教養のあふれる人なので、飲みながらディスカッションするのはとてもおもしろい時間でした。
シンポジウムの後は、お蕎麦屋さんでニシンそばを食べました。
おいしかったです。

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2020年2月19日 (水)

検査と受診のシステム強化を

政府は、PCR検査体制を300人から1000人にするといわれていますが、できるだけ早く1万人体制にして、きちんとした検査を迅速にできるようにしないと、医療従事者に広がって、結局は、感染を広げることになると思います。
政府は153億円の緊急対策を提示し、水際作戦にまだかなりのお金をつぎ込む予定です。
これは大きな間違いだと思います。
それよりも、治療に協力する医療クリニックや病院にきちんとした支援を行うことです。

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もう一つ大事なことは、散発的な流行が目に見えてきたということです。
この時期、咳、熱、倦怠感が出た人は、新型コロナウイルスが心配かもしれませんが、
病院を受診しても、かぜに対しては効く抗生物質はいまのところないのです。
かぜだったのに病院に行って、万が一、新型コロナウイルスにうつってしまっては元も子もありません。

2009年の沖縄で、200~300人のかぜ様の症状の患者さんが押しかけ、医療が崩壊しかかりました。
「救急医療をつぶすな」という反省が残りました。

咳、熱、倦怠感があった場合、直接、医療機関を訪ねるのではなく、相談センターに電話で確認し、発熱外来をしているクリニックにかかるなどの方法が必要です。
問題がありそうな場合は病院を紹介してもらってCTをとり、
軽い場合は一般病院の個室で診察を受けるのがいいと思います。
重症の場合は、感染症指定病院に入院するというシステムを作りあげるのが大事だと思います。
気になる症状があるときは、できるだけ在宅勤務(テレワーク)をしたり、仕事を休むことも考えましょう。

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2020年2月18日 (火)

水際作戦失敗

武漢大学の関連病院で新型コロナウイルスの入院患者138人のうち41%が院内感染でした。
日本でも院内感染が起きると予想していましたが、和歌山で起きました。
今回の新型肺炎は、無症状のことも多く、倦怠感程度の症状で気づきにくいという特徴があります。
日本政府が最近まで湖北省に関係する人だけを対象にPCR検査をするという“湖北しばり”をしてきました。
これが、湖北省に関係しなければ大丈夫という間違ったアナウンスをしてしまったことも感染を広げる結果になったと思います。

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武漢では春節の時期、4万規模の春節大食事会を開催しました。
これは中国共産党の「大丈夫」というメッセージもあったのでしょうが、一気に感染を拡大させるきっかけになったでしょう。
日本にも、春節前に、武漢から仕事や旅行で9000人が来ていると言われています。
2月中旬に入ってからも、症状のない陽性者が100人単位で入っていた可能性は否定できません。
水際作戦をするなら、もっと早く、もっと大きな網をかける必要があったと思います。

 

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2020年2月17日 (月)

隔離崩壊

「サンデーモーニング」(TBSテレビ)に今月2日と16日、鎌田が出演しました。
新型コロナウイルスの話題です。
クルーズ船の隔離は失敗です。
隔離崩壊と言ってもいいかもしれません。
1月25日に香港で陽性者が下船した後、早い時点で乗組員を交代されるか、乗組員のPCR検査を行うかしなければ、純粋な隔離にはなりません。

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その時点で乗組員に陽性者がいれば、感染を広めてしまうからです。
しかも、乗組員の休むところや泊まるところは隔離の状態ではなく、乗組員から乗組員へと感染を広めてしまうのではないかと思います。
2月2日に出演のとき、「水際作戦失敗」という話をしました。
それが現実になりました。

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2020年2月16日 (日)

こんなところにぶどう園

ぶどう園があるのは、塩尻駅のホーム。
まだ真冬なので、葉も実もつけていませんが、「日本で唯一 ホームのぶどう園」だそうです。

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いま、塩尻ワインはとても評価が高くなっています。
温暖化とともに寒い地域のぶどうが注目されだしているようです。

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2020年2月15日 (土)

お知らせ

新型コロナウイルスの感染が広がるなか、国はどんな対応が必要なのか、個人としてはどんなことに注意すればいいのか--。
明日16日の「サンデーモーニング」(TBSテレビ、朝8時~)に、鎌田實が出演します。

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ぜひ、ご覧ください。

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2020年2月14日 (金)

生と死のつながり

金菱清先生は東日本大震災後、霊性の震災学を研究しています。
多くの人が身近な人を亡くす体験をするなかで、亡くなった人の「幽霊をみた」という体験がいくつも報告されているのはなぜか。
そして、被災地のなかでも「幽霊」がたくさん出るところと、まったく出ないところの差を分析しています。

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ぼくはいま、死についての本を出すために、準備をしています。
「がんばらない」を書いたとき、命を支える3つのつながりとして、人と人のつかなり、自然と人のつながり、体と心のつながりがあると書きました。
最近、もう一つのつながりがあると考え始めています。
生と死のつがなりです。
生と死の間をいったりきたりするもの、これを霊性と考えるとわかりやすくなると思っています。
ピンピンコロリではなく、ピンピン生きてヒラリと逝くPPHのという生き方。
どんな本になるか、楽しみにしていてください。

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2020年2月12日 (水)

チョコ缶の原画展、本日まで

「イラク少女たちのものがたり」@ギャラリー日比谷
本日16時まで開催しています。

チョコ缶の原画や、JIM-NETハウス、難民キャンプの写真などを展示しています。
ここでは、チョコ募金のチョコが買えます。
ギリギリ、バレンタイン・デーに間に合わせたいという人はぜひ!

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日比谷の一等地にあるギャラリー日比谷。
毎年、無料でご協力いただいています。
オーナーから、自衛隊を災害派遣のみにするなど、平和のために尽力してくださいと課題を出されてしまいました。
たくさん“借り”がありますので、一生懸命努力していきたいと思っています。

 

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2020年2月11日 (火)

信じられないほど美しい

「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」

3/14から銀座シネスイッチではじまる映画。
鎌田がコメントを書きました。
この看板が、映画館やツタヤなどに展示されます。
パンフレットにも使われます。

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どう生きて行ったらいいのかがわかる美しい映画です。
ぜひご覧ください。

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2020年2月10日 (月)

人生100年時代の健康法

JCFでは「人生100年時代をどう生きるか」という鎌田のDVDを作製しています。
これまで「ひまわり」「おむすび」「ふるさと」など音楽CDを出し、1億円以上の活動資金を捻出してきました。
新たに作るDVDでは、鎌田の健康法をみんなに知ってもらいたいと思っています。

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この作製のため、テレビ松本のスタッフがボランティアで協力してくれています。
3月早々には完成予定です。
楽しみにしていてください。

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2020年2月 9日 (日)

スペインの水

ソラン・デ・カブラスは、スペインのクエンカという場所で採取される水。
古代ローマ時代からたくさんの人がこの水の治癒力を求めたといいます。

ミネラルバランスがとてもよく、やわらかで美味しい水です。

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水がおいしいのはとても幸せ。
長野県の茅野市の水もとてもおいしいです。
時々このソラン・デ・カブラスを飲むと、スペインを旅したときのことを思い出します。

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2020年2月 8日 (土)

鎌田劇場へようこそ!(460)

「スキャンダル」

実際にあった話。
ドナルド・トランプキャンペーンをはったFOXニュース。
その権力者ロジャー・エイルズを、ベテランキャスターがセクハラで告発した。
主人公は、3人の女性アンカーたち。
これがなかなかすごい。
ニコール・キッドマン、シャーリズ・セロン、マーゴット・ロビーが演じている。
魅力的なキャスターたちがどうのし上がっていくのか。

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アカデミー賞が2/10に発表されるが、シャーリーズ・セロンが主演女優賞、マーゴット・ロビーが助演女優賞にノミネートされている。
どちらかが受賞する可能性はある。
ものすごいおもしろい映画だが、残念だが作品賞は僅差で負けそう。
本命は「1917 命をかけた伝令」。
ぼく個人は「ジョーカー」を推したい。
ホアキン・フェニックスが主演男優賞を取るかもしれない。

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2020年2月 7日 (金)

腹筋

だいぶ腹筋が強くなってきました。
腹筋40回できるようになりました。
腹筋パットを使って、腹筋をまっすぐに伸ばすことで、腹直筋に負荷をかけています。

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ツイストも入れて、側腹筋も強化。
スキーをする際、しっかり姿勢保持できるようにしています。
すべてはスキーのためです。

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2020年2月 6日 (木)

2/7からチョコ缶の原画展

【イラク少女たちのものがたり】@ギャラリー日比谷

2月7日(金)〜12日(水) 11時〜19時(最終日のみ16時まで)

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チョコ缶の原画や、JIM-NETハウス、難民キャンプでの活動の様子を展示します。
昨年、JIM-NETハウスをお父さんと訪問してくれたハウラが描いてくれたチョコ缶とJIM-NETハウスの原画をウィンドウに展示、ギャラリー内では、ハウラからのメッセージにも触れることができます。

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新しいグッズやアクセサリーも仲間入りしました。
ぜひ、ご来場ください。

 

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2020年2月 5日 (水)

増刷決定

「がんばらないけどあきらめない」(集英社文庫)が増刷になりました。
この本は2011年に単行本が出版され、13年に文庫化されました。
9年経っても読まれ続けており、とてもうれしいです。

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「がんばらない」(集英社文庫)も増刷がかかり、がんばらないシリーズも相変わらず多くの人に支持されているようです。
ありがたいことです。

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2020年2月 4日 (火)

アレクシエーヴィチ名著の漫画化

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの名著「戦争は女の顔をしていない」が、漫画化されました。

彼女は、この名著に続き、「アフガン帰還兵の証言」や「チェルノブイリの祈り」など、自由のない共産主義社会のなかで権力に屈せず、出版を続けました。
2003年に来日したとき、対談する機会がありました。
「戦争は女の顔をしていない」では、独ソ戦争に兵士として駆り出された女性たちの話を克明に書いていますが、おもしろいなと思ったのは、銃を持って戦うよりも、軍から男物のパンツしか与えられなかったこと、と述べていること。
女性のアレクシエーヴィチが聞いたからこそ、こんな生々しい証言を得ることができたように思います。
ぼくは、彼女がずっとノーベル文学賞をとると予想していましたが、2015年にノーベル文学賞を受賞しました。


「戦争は女の顔をしていない1」(小梅けいと、原作・スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、監修・速水螺旋人、KADOKAWA)

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若い人にもぜひ、アレクシエーヴィチの作品を読んでもらいたいと思います。

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2020年2月 3日 (月)

弾劾裁判の行方

トランプ大統領のウクライナ疑惑に関する弾劾裁判に注目しています。
ウクライナ疑惑とは、アメリカがウクライナに軍事支援をする代わりに、
2020年の大統領選で立候補を目指す、民主党の前副大統領バイデンと息子を捜査するように圧力をかけたのではないかという疑惑。
ウクライナとしては、ロシアから国境沿いを攻められて、アメリカに手を引かれては困ります。
その弱みに付け込んで、バイデン氏の息子の不正の捜査を、ウクライナ大統領の権限でやらないかぎり、ウクライナへの軍事支援の凍結を解除しないと伝えたとされています。
アメリカはロシアに好き勝手な暴力行為をさせないためにウクライナを軍事支援してきましたが、トランプ大統領は自分の選挙のためにすり替えようとした、というのです。

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この経緯について、前大統領補佐官のボルトン氏を上院に召喚できるかどうか注目されていました。
事実を明らかにし、議論できるかどうかは、民主主義が試されています。
しかし、NHKが報じたところによると、ボルトン氏の召喚はなくなった様子。
とても残念です。

右は右の人の賛成さえ得られればいい、左は左の人の賛成さえ得られればいいという分断が起こっていますが、
もう少しみんながニュートラルな立場で、正しいこと正しいといえるようになるといい。
これはアメリカだけの話に限らず、日本でも必要なことだと思っています。

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2020年2月 2日 (日)

週4でも飽きない

一週間に4回くらい、そばを食べています。
最近は、「そばきり道元」というそば屋さんがお気に入り。
写真は、極みという地元の一等級の蕎麦粉を使ったそば。
風味もよく、舌触りがすばらしいです。

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どうつきそば、辛み大根そば、メニューにはありませんが、きつねそばもとてもおいしいです。
茅野市に来たときには、ぜひ、食べてみてください。
蓼科への行く途中にあります。

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2020年2月 1日 (土)

「がんばらない」

ツタヤ書店で、「人生の節目に読みたい本フェア」が行われていました。
そのなかに鎌田實の「がんばらない」(集英社文庫)が入っていました。
「これから本当に豊かな生を考えるあなたへ」というコメントが添えられていました。

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20年経ってもこうやって読み継がれているというのはうれしいことです。
毎年、増刷がかかっているのもありがたいことです。

 

 

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