検査と受診のシステム強化を
政府は、PCR検査体制を300人から1000人にするといわれていますが、できるだけ早く1万人体制にして、きちんとした検査を迅速にできるようにしないと、医療従事者に広がって、結局は、感染を広げることになると思います。
政府は153億円の緊急対策を提示し、水際作戦にまだかなりのお金をつぎ込む予定です。
これは大きな間違いだと思います。
それよりも、治療に協力する医療クリニックや病院にきちんとした支援を行うことです。
もう一つ大事なことは、散発的な流行が目に見えてきたということです。
この時期、咳、熱、倦怠感が出た人は、新型コロナウイルスが心配かもしれませんが、
病院を受診しても、かぜに対しては効く抗生物質はいまのところないのです。
かぜだったのに病院に行って、万が一、新型コロナウイルスにうつってしまっては元も子もありません。
2009年の沖縄で、200~300人のかぜ様の症状の患者さんが押しかけ、医療が崩壊しかかりました。
「救急医療をつぶすな」という反省が残りました。
咳、熱、倦怠感があった場合、直接、医療機関を訪ねるのではなく、相談センターに電話で確認し、発熱外来をしているクリニックにかかるなどの方法が必要です。
問題がありそうな場合は病院を紹介してもらってCTをとり、
軽い場合は一般病院の個室で診察を受けるのがいいと思います。
重症の場合は、感染症指定病院に入院するというシステムを作りあげるのが大事だと思います。
気になる症状があるときは、できるだけ在宅勤務(テレワーク)をしたり、仕事を休むことも考えましょう。
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