弾劾裁判の行方
トランプ大統領のウクライナ疑惑に関する弾劾裁判に注目しています。
ウクライナ疑惑とは、アメリカがウクライナに軍事支援をする代わりに、
2020年の大統領選で立候補を目指す、民主党の前副大統領バイデンと息子を捜査するように圧力をかけたのではないかという疑惑。
ウクライナとしては、ロシアから国境沿いを攻められて、アメリカに手を引かれては困ります。
その弱みに付け込んで、バイデン氏の息子の不正の捜査を、ウクライナ大統領の権限でやらないかぎり、ウクライナへの軍事支援の凍結を解除しないと伝えたとされています。
アメリカはロシアに好き勝手な暴力行為をさせないためにウクライナを軍事支援してきましたが、トランプ大統領は自分の選挙のためにすり替えようとした、というのです。
この経緯について、前大統領補佐官のボルトン氏を上院に召喚できるかどうか注目されていました。
事実を明らかにし、議論できるかどうかは、民主主義が試されています。
しかし、NHKが報じたところによると、ボルトン氏の召喚はなくなった様子。
とても残念です。
右は右の人の賛成さえ得られればいい、左は左の人の賛成さえ得られればいいという分断が起こっていますが、
もう少しみんながニュートラルな立場で、正しいこと正しいといえるようになるといい。
これはアメリカだけの話に限らず、日本でも必要なことだと思っています。
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