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2020年4月18日 (土)

住職から教わる

つらい状況が続いてます。
つらいことばかりだと、ついイライラして、他者を攻撃してしまったりします。
SNSで激しい批判を展開したり、身近な人に暴言や暴力を振るったり。
ヨーロッパでは、DVの件数が増えているそうです。

感染予防のために、換気を心がけています。
窓を大きく開けて、空気を入れ替えるためです。
同じように、心の窓も大きく開け放って、ギスギスした空気を入れ替えたいものです。

3月初め、茅野市の長円寺のご住職から電話がありました。
このお寺は、ぼくを育ててくれた両親が入っていて、いずれはぼくも入るつもりです。
ご住職は、戸棚から600枚のマスクが見つかったと言いました。
役に立てたいが、どこに贈るのがいちばん役に立つでしょうか、と相談されました。
ぼくは、すぐに病院の院長に電話をしました。
当時、病院もマスクが不足し、職員全員に配布できなくなりだしていました。
ご住職からの600枚のマスクは、院長に手渡され、有効に使われました。

この出来事で、ぼくも病院のマスク不足の深刻さにあらためて気づかされました。
病院では、後輩たちが院内感染を起こさないよう神経を使っていることはよくわかっています。
同時に、ぼくが院長時代につくった地域包括システムを支える訪問看護ステーションや、特養、老健、それらを支えるための人材養成の看護学校でも学生たちが院内研修をするので、マスクが必要です。
恩返しのつもりで、マスクを届けることにしました。
一か月かかってようやく、先日、1万枚のマスクを病院に届けることができました。

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こんなときは、少しでもだれかのために何かをしたいと思っています。
明日は、加藤登紀子さんとYouTubeで、アースデイ東京をライブ配信をします。
さだまさしさんとは、風に立つライオン基金で全国の医師や看護師さんたちにエールを贈る活動をしようと電話で話しました。

離れながら、どうやってつながるか。
苦しいときほど1%はだれかのためにと思いながら、電話をしたり、メールをしたりしています。
Twitterやインスタグラム、ブログなどで発信するときには、社会が明るくなるように、
1週間に一度くらいは明るいメッセージを発したらどうかと思います。
明るいメッセージを発することで、自分の心も明るくなるはずです。

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