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2020年4月 5日 (日)

コロナ後の新しい生き方

中国の武漢から始まったといわれる新型コロナ。
習さんの中国共産党が医師たちの警告を無視しなかったら、
こんな大事にはならなかったのではないでしょうか。
トランプさんのスタイルはディールには長けていますが、未知のウイルスとの闘いには向いてない。
アメリカは、トランプさんのハンドリングの間違いで、後手に回っています。
ブラジルのボルソナーロさんも、心配。
すでに8000人の感染者が出ています。イタリアやスペインを追いかけなければいいなと思います。

ぼくたちの国では、一強が長く続き、専門家が口出しできないようになっていました。
この一強という形は、何が起こるかわからない時代には破綻しやすいのではないでしょうか。
安倍さんもそれなりにがんばっているのはわかりますが、
国民の心を一つにまとめて引っぱっていく力があるかというと疑問に思います。
そういう意味で、自民党ももっと若い政治家が元気を出してほしい。
国民の気持ちを熱くさせるような、政治家が頭角を現してほしいと思います。

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ニューヨークのクオモ州知事が4/1の会見でこんなことを語っています。
「この状況は私たちに多大な影響を与えました。これを経験して、戻った「通常」はコロナ前の「通常」とは別物だと思ってください。
個人として、社会として、私たちは変形してしまったのです」

ぼくたちは新型コロナと闘いながら、どうやって立ち上がっていくのかという問題に直面しています。
しかし、その先に希望もあります。
立ち上がったとき、政治や社会、生活、仕事など、生きやすい形を選び取っていけるということです。

日本は、一人当たりGDPも世界競争力ランキングも幸福度ランキングも低迷していました。
コロナ後には、もっと幸福を意識できるようになればいいと思います。
働き方も、口先だけでない働き方改革が必要です。
いまはリモートワークを余儀なくされていますが、リモートワークにもいいところがあります。
業種、職種によっては、積極的にリモートワークを取り入れて、ワークライフバランスを整えていければ、もっと豊かな生き方ができる可能性があります。
いちばん変えたいのは子どもの教育です。
ネットを使った教育に、これまでそんなに価値を感じていませんでしたが、こうした状況になったとき日本が遅れていることがよくわかりました。
国はつまらないお金を使わないで、小学校から高校まで、一人一台パソコンやタブレットをもてるようにして、オンライン授業などもできるようにしたほうかいいと思います。
感染症の予防だけでなく、学習支援が必要な子や不登校の子どもにも学習の機会が広がるかもしれません。

コロナ後は、人と人がつながる大切さを再確認できると思います。
芸術の力の大きさも、しかり。
いま映画、演劇、舞台、音楽などの関係者、フリーランスのカメラマンやイラストレーターたちは、生きるのがやっとという状況に追い込まれています。
芸術は豊かな時代のぜいたく品ではありません。
人間が生きていくうえで必要なものという理解のもとに、アーティストを大切にする国になってもらいたいと思います。

所得がダウンした世帯に30万円を支給するというのは、いいことですが、医療従事者が非常に厳しい状況にいることも忘れないでほしい。
しかも、その家族まで、差別されている現実があります。
医療関係者の子どもが保育園で孤立しているという話を聞くと、なんとも悲しくなります。
「分断」ではなく、「協同」が大切です。
そして、新型コロナが世界中に広がっていくことを考えると、地球全体のあり方を考えないといけないと思います。

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