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2020年5月23日 (土)

自然免疫を上げる習慣

ぼくが住んでいる諏訪盆地(岡谷、諏訪、茅野、富士見など)では、新型コロナ陽性の入院患者はゼロになりました。
ぼくの知る限りでは茅野市では一例も発生していません。
全国的にみても、入院患者はピーク時8711人でしたが、2761人に減ってきています。
オン・コロナから、ウィズ・コロナへとシフトしています。
新型コロナの感染を防ぎながら、どのように社会経済活動を始めていくか。
茅野市の飲食店組合の代表と諏訪中央病院の医師が、安全に外食を楽しむにはどうしたらいいか、話し合いを始めています。

ぼく自身は免疫にこだわった生活をしています。
免疫には2つの仕組みがあります。
外から入ってきたウイルスなどに対して、まず自然免疫が対応します。
その後、自然免疫の刺激によって獲得免疫が働き始めます。
ワクチンなどを接種して、抗体ができれば、もっとも頼りになる抵抗力になります。
しかし、世界中の人にワクチンがいきわたるようになるには、まだまだ時間がかかります。

新型コロナの性格も徐々にわかってきました。
SARSなどの他のコロナウイルスに感染した人は、新型コロナウイルスの抗体はもっていないものの、
獲得免疫のなかのヘルパーTリンパ球やキラーTリンパ球などが活性化されていて、
免疫記憶をもっていると推測されています。
もしかすると、日本や他のアジアの国々で新型コロナの死亡率が低いのは、かつてかぜに近い、重症化しないコロナウイルスに感染している経験があるのかもしれない、とぼくは勝手に想像しています。

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ワクチンのない今、いちばん大事なのは自然免疫です。
これが元気で活性化していると、抗体もつくりやすくなります。
もし感染しても、抗体がしっかりできて、ウイルスを攻撃してくれます。
もちろん、ヘルパーTリンパ球やキラーTリンパ球も活性化します。
自然免疫は、血管やリンパ管のなかをリンパ球がパトロールして、ウイルスを見つけると食細胞が食べてくれるという仕組みです。
100万個以上のウイルスが侵入しないと、感染しないというのは、この自然免疫の力が大きいのです。

少しでも自然免疫を上げるために、ぼく自身が行っているのは次の4つです。

①朝の太陽と朝食で、一日のリズムを整える
夜更かしや朝寝坊になって一日のリズムが乱れると、自然免疫力も低下します。
ぼくは毎朝、同じ時間に起きて太陽の光を浴び、朝食を食べることでリズムを整えています。
②入浴と運動で体を温める
リンパの流れをよくするには、体温を高めること。
そのために、軽い運動をすることと、夜、ゆっくり湯舟に浸かって体を温めることを心掛けています。
スクワットとかかと落としは室内でもできるのでおすすめです。
③よく笑って、ストレス解消
イライラが続くとストレスホルモンといわれるステロイドが分泌され、自然免疫も低下します。
周囲の人と良好な関係を保つためにも、笑いは大切です。
④発酵食品と食物繊維を意識して食べる
腸の健康を保つため、善玉菌を増やしてくれる発酵食品や食物繊維をとるようにしています。
食物繊維は野菜に多く含まれているので、野菜は一日350gを目標にしています。

新型コロナとの闘いは長丁場になることが予想されています。
新型コロナだけでなく、かぜやインフルエンザなどにかからないように、自然免疫を整える習慣を身に着けることをおすすめします。

 

 

 

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