出口戦略を考える
出口戦略を考えるときは、日本全体がワンチームになるような人事をすることが大事です。
そこで3つの提案があります。
①国民の心をつかむ演説を
1週間後の首相のスピーチはとても大事です。
スピーチライターを変えてでも、一回でもいいので国民の心を揺さぶるような演説を聞きたいと思います。
②官邸官僚の空気を変える
アベノマスクがまだ届きません。
この提案をした官邸官僚の部署を変え、官邸官僚の空気を変えてみてはどうでしょうか。
③専門家会議に臨床医を増強する
医療崩壊を防ぐには、臨床医の発想が必要です。
陽性者が多い地域では、入院時にPCR検査をしなければ、がんの患者さんなどに感染させる可能性があります。
がん治療が遅れれば、命にかかわます。
新型コロナだけではなく、他の患者さんのことも考えるのが臨床医の発想です。
専門家会議にはこの発想が欠けているように思います。
発熱し、具合が悪くなっている患者さんを4日も待たせることは、臨床医にはできません。
メンバーに免疫学者が一人もいないもおかしな話です。
介護崩壊や心の問題も長期戦で問題になってきました。
オブザーバーとして、こういう専門家たちも加えて、出口戦略を明確にすることが大事なように思います。
場合によって、専門家会議Bをつくり、AチームとBチームで議論して、不確実な状況のなかで、政治家も国民も納得できるような出口戦略を立てるのがいいと思います。
Rt-Covid19 JapanというNPOが各県の実効再生産数を毎日公表しています。
専門家会議では、東京の4/10の実効再生産数を0.5としていますが、このサイトでは1以上。
その後、1を切りましたが、最近は1.06という数字になっています。
やはり東京はあと4週間、しっかりと人の動きを抑制しなければ安定した状態にならないようです。
このサイトによると大阪はもう3週間近く、1を切っており、現在0.4です。
大阪は明確な出口戦略を出しました。
大阪が示した指標を示した場合、一部解除するのは妥当なことだと思ています。
心配なのは北海道です。
このサイトでは、1を切りました。
まだ日が浅いのですが、もう一週間がんはると感染者数も大幅に減っていく可能性があります。
東京と北海道を除けば、明確な出口戦略をつくったうえで一部解除してもいいという状況が目前まで来ています。
心配なのは、たとえばパチンコ店を解除すると、自粛が続く隣の地域からどっと人が押し寄せるという難しい課題が出てきます。
このサイトはだれでも見られますが、
発生件数が少ない県はデータの信ぴょう性がやや低いので、あまり心配しないようにすることです。
2年も続くという感染症の専門家いますが、根拠があるのでしょうか。
国民に自粛生活を強いておきながら、2年も続くかもしれないというのでは、気力が続きません。
あと4週間、しっかりと自粛して、実効再生産数を下げて、徐々に解除というのがきれいな形ではないでしょうか。
最後は政治の判断だと思います。
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