口を堅く!
実効再生産数は、全国の多くの都道府県で0.3くらいに下がり始めました。
心配していた神奈川県でも0.37。
東京でも、北海道でも下がっています。
重症患者数も順調に下がっています。
全国の人工呼吸器の患者数は324から170に。
東京では88から42人になりました。
エクモの患者は、全国で63から21になり、
東京でも19から5に減っています。
北海道でも、福祉施設にいた陽性者が少しずつですが、病院に移り始めました。
入所者と職員が87人感染した札幌の老健では、全国から看護師や介護士が応援に入り、改善の方向に向かっています。
小島勢二元名古屋大学医学部小児科教授が、テレビで、台湾とドイツの報告を説明していました。
小島先生は、小児白血病のCAR-T細胞療法を行っており、
イラクの白血病の子どもを治せないだろうかということで交流が始まりました。
名古屋小児がん基金の創設のときには、記念講演に行ったこともあります。
そんなおつきあいがあったので、直接、電話をしてお話をうかがいました。
台湾の論文では、新型コロナが感染を起こしているのは、発症する前から発症後5日で、6日後からは感染者を出していない、ということです。
ドイツでは、PCR検査ではなく、ウイルスを分離培養していますが、
8日後にはウイルスが検出されないといいます。
発症してから8日間でウイルスがなくなるということです。
PCR検査で再陽性するという例がありますが、陽性と出ても、ウイルスに感染する力がなくなっていると考えられます。
だとすれば、隔離期間は8日間、安全粋を考えて10日とし、PCR検査の余裕がないときは、二度目の検査はしなくてもいいのではないか。
問題は、いちばん感染させてしまうという、発症の前後2日の計4日間。
発症前に、検査で見つけるのはなかなか難しいことです。
そうすると、やはり、自分が感染していて、人にうつすかもしれない可能性を意識しながら、
しっかりマスクをすることが基本になります。
一昨日も書きましたが、新型コロナはインフルエンザと違い、せきやくしゃみが多いわけではありません。
ウイルスも鼻腔より、口腔内の唾液に多いということを考えると、今多くの人が守っているマスク着用を継続して徹底することが大事になります。
そして、外でランチを食べるときや、夜いっぱい飲むときなど、マスクを外すときには、人と距離をとるだけでなく、おしゃべりをしない、口を堅く、というふるまいが大事になります。
もちろん、換気も必要です。
スポーツなどでも、自分のつばを吐くような行為はしないこと。
そして、症状が出たら4日を待たずにすぐに発熱外来に行き、陽性なら8日間、ホテルか自宅待機を徹底する。
2回陰性になるのを待っていると2週間どころか1か月近くかかる人もいます。
でも、8日間でいいとなると、精神的な負担も少なくなるのではないでしょうか。
これからは、口を堅く!
口を堅くすることで、自由な生活を取り戻せる、そんな妄想、迷想をしています。
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