コロナで生き方が変わる
昨日、映画「もったいないキッチン」の話をしました。
日本の食品ロスは、あらためていかなければいけない問題です。
新型コロナのパンデミックで世界的な食料危機が起こり始めています。
小麦や米などの農産物は、出稼ぎ労働者などの人手不足になっており、まずは自分の国の食糧を確保しようと、輸出制限や囲い込みが起きています。
ロシアやウクライナ、ベトナムでは農産物の輸出に上限を設けています。
価格が高騰すると、食料が買えず、世界で2億6500万人が食料不足になるといわれています。
2016年に起きた食料危機は約1億人だったのに対して、2倍以上の規模ということになります。
日本でのコンビニの食料廃棄は26万トン。
コロナを超えて、食品ロスをなくす社会へ、生き方を変えていけたらいいと思います。
ぼくが代表をしているJIN-NETでは、人が集まるようなイベントを自粛しています。
にもかかわらず、寄付金が倍増しています。
一緒に活動をしている、日本でも有数のNPOのJVCでも、寄付金が多くなっているといいます。
風に立つライオン基金では、新型コロナによる介護崩壊を防ごうというプロジェクトで、マスクやガウン、医師の派遣、さだまさしさんや鎌田のメッセージなど、モノと安心を送ろうと取り組んでいます。
その活動に、すでに500万円近くの寄付金が集まっています。
日本では寄付文化が育っていないといわれてきましたが、自分自身が活動しにくい「巣ごもり」のなかで、いい活動をしているNPOを応援したいという人が多くなっているのではないかと思います。
いい空気が生まれ始めているように思います。
コロナ前の考え方、生き方には、完全には戻りません。
でも、その変化に、ぼくは期待しています。
ビヨンド・コロナ、コロナを超えて、もっとみんなが住みやすくなる時代がくるのではないかと思っています。
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