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2020年5月18日 (月)

介護現場へ厚い支援を

4月下旬ごろは医療崩壊の心配がありましたが、緊急事態宣言のお陰で何とか急場をしのぐことができています。
今は、介護の現場を支援することが急務と考えています。

石川県の介護療養型療養病棟ではクラスターが発生し、74人が感染。
15人の患者さんが亡くなりました。
札幌市の老健でも入所者91人のうち、58人の陽性者が発生。8人の入所者が亡くなっています。
職員も19人感染しました。
数日前まで80人ほどの入所者が、同じ施設内でレットゾーンとグリーンゾーンに分かれて介護を受けていましたが、対策会議がつくられ、少しずつ陽性者が病院へ転院し始めているようです。
全国的にみると、介護施設での陽性者は700人以上(このうち職員の陽性者は226人)、死亡者は79人という集計が出ています。

風に立つライオン基金は、介護施設にマスクやガウンを送りつつ、感染対策のために医師や看護師の派遣を始めました。
奥医師や、ジャパンハートの野田看護師らが、ガウンの着脱の訓練をしています。

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5月21、22日は、ぼくが名誉院長をしているまちだ丘の上病院が中心になり、町田市内の介護施設などを対象に新型コロナ感染対策のオンライン相談を行います。
介護専門誌の「おはよう21」の取材も入り、誌面を通じて、全国の介護施設に情報を発信していきたいと考えています。
支援は「点」ではなく、「面」で展開していくことが大事と思っています。

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