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2020年5月17日 (日)

コロナ時代の認知症予防

自粛生活では運動不足や食生活の偏り、一日のリズムの乱れ、ストレスなどが多くなります。
高血圧や肥満、うつ病などが心配です。
そして、中高年では、要介護の原因となる、認知機能の低下やフレイルにも注意したいものです。

新型コロナから身を守り、認知機能の低下を防ぐには運動が大切です。
リンパ管の中を流れているリンパ球は、ウイルスなどの侵入から身を守っています。
この自然免疫のはたらきを高めるには、少し体温を上げてリンパの流れをよくすること。
それには、運動がとてもいいのです。
また、運動で筋肉を動かすと、筋肉からマイオカインという物質が出て、認知症のリスクを下げるといわれています。

ぼくは、できるだけ運動不足にならないために、次のような運動をしています。

・速遅歩き15分・・・人のいないところで、速歩き3分+ゆっくり歩き3分を交互に繰り返しています。
・スクワット
・かかと落とし
・机立て伏せ・・・机に手をついて行う腕立て伏せ。床に手をつく腕立て伏せよりも負荷が軽い。
・腹筋

認知症予防には、人と積極的にかかわり、社会参加し、孤立しないことが大事です。
コロナ時代には、「離れて、つながる」が大事な作法となりました。
ぼくは、毎日、ズームやスカイプを使って、NPOの仲間と連絡を取り合っています。
その一方で、一人の時間を大事にして、本を読んだり、いろいろなアイデアを練ったりしています。


『図解 鎌田實医師が実践している 認知症にならない29の習慣』(朝日出版)が出版されます。

1か月前の出版の予定でしたが、新型コロナの影響で印刷、配本が滞り、ようやく5月20日に発売されます。
自粛生活では認知機能が低下しやすいため、急きょ、「コロナに負けない7つの習慣」も加筆し、特別収録しました。

29

『認知症にならない29の習慣』では、
認知症のリスクを高める「慢性炎症」と「フレイル」を防ぐために大切な食事や運動、そして、脳がイキイキ活性化する生活や人生を楽しむ習慣を紹介しています。
どれも、もうすぐ72歳のぼくが実践しているものです。

コロナ時代の認知症予防として、役立つ一冊です。
ぜひ、お読みください。

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