アベノマスクがまだ届いていません。
マスクはどこへ行ってしまったのでしょう。
もう忘れてしまいそうです。
なぜマスクが必要なのか、もう一度考えてみたいと思います。
このところ東京でクラスターが発生しているのは、ホストクラブなどの「夜の街」。
密着、密接もありますが、換気の悪いところでおしゃべりをすることで唾液が飛び交い、感染リスクを高めている可能性があります。
孫正義さんのソフトバンクグループでは、4万4000人の抗体検査をしました。
コールセンターは0.41%と、ほかの職種に比べると高い結果になりました。
しゃべるという行為が感染リスクが高いと考えると、やはり、夏でもマスクは必要と考えたほうがいいでしょう。
新型コロナは、無症候性の感染者が5%、軽症の人が45%といわれています。
1週間もすれば、人に感染する力はほぼなくなるといわれています。
その1週間を、本人が気づいていなくても、人に感染させないようにするには、マスクが必要です。
マスクは、飛沫が周囲に飛び散るのを防ぎます。
周囲に飛び散った飛沫を触ったときには、手洗いをして感染を防ぎます。
つまり、マスクと手洗いは、感染予防の基本なのです。
日本で感染者や死亡者、重症者が圧倒的に少ないのは、このマスクと手洗いのお陰だと思います。
しかし、これからの季節、マスクをしていると熱中症の心配があります。
マスクをしていると、体の表面温度が3度ほど上がることが確認されています。
これにより呼吸数や心拍数も上がります。
#マスク熱中症 を防ぐには、次のことに注意しましょう。
①水分を多めに補給
マスクをしていると口の周りだけ湿気を感じるので、のどの渇きを感じにくくなります。
こまめに水分を補給しましょう。
コーヒーやお茶など利尿効果のある飲み物を飲んだときには、さらに多めの水分をとるようにします。
②ときにはマスクを外す
人が密ではなく、換気されているところでは、マスクを外してよいでしょう。
人が多くても、十分に距離が保てる場合、マスクを取って熱苦しさを解消してもいい。
ただし、おしゃべりが感染リスクが高いので、人とおしゃベりをするときにはきちんとマスクをします。
パチンコや満員電車で思ったほどクラスターが出ていないのは、どちらもあまりしゃべらないからだと思います。
③貯筋しよう
筋肉は水分を貯蓄するタンクです。
筋肉が少ない人ほど熱中症になりやすいので、本格的に暑くなる前からスクワットなどで筋肉を鍛えるようにしましょう。
④汗をかく練習をする
汗をかくことは体温調節の大事なしくみ。
スクワットや壁立て伏せ、腹筋、以前紹介したコグニサイズなどをして、汗をかきましょう。
熱中症になって救急車で病院に運ばれること自体が、感染リスクを高めます。
できるだけ病院に負担をかけないように、自分で体調管理をすることも、コロナ時代には大事です。