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2020年6月18日 (木)

スウェーデンから学ぶ

スウェーデンでは、新型コロナの感染者が一日で1474人、過去最高になりました。
世界からは集団免疫理論の失敗と呼ばれています。
死亡者数も、4874人に達しています。
北欧の隣国ノルウェーに比べても、人口100万人当たりの死亡者は10倍近くになります。
ジョンズホプキンス大学は、スウェーデンの感染者の死亡率は10%とかなり高い数字を出しています。
そういう意味では「失敗」と言われても仕方ないでしょう。

4月の「ニューズウィーク」の記事では、スウェーデンの専門家が5月中にはストックホルムで集団免疫ができ、
感染者が激減していくと語っていましたが、実際には集団免疫はできていません。
スウェーデンでの抗体保有率はいろいろなデータがありますが、おおむね7.3%です。
人口の60%までにはまだまだ先が長く、すでに5000人弱の死亡者が出ています。
生活、行動を自由にしても、思いのほか感染していないのです。

スウェーデンでは、ロックダウンをせず、自由な経済活動をして通常の生活をしてきた結果、人口100万人あたりの死亡者数は400人前後。
なのに、厳しいロックダウンをしてきたスペインやイタリア、イギリスでは500人前後とむしろ高いのです。
アメリカもロックダウンをしましたが、それほど感染の勢いを止められませんでした。
ロックダウンに意味があるのか、これから専門家が検証していかなければならないと思います。
日本の緊急事態宣言も効果はあったとされていますが、実際には1週間前にピークを迎えていました。

Img_4902

以前、このブログで、ロックダウンとスウェーデン方式の間にヒントがあるのではないかと書きました。

http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-cc45ad.html

スウェーデンのコロナ対策の最高責任者は、次第に新型コロナ感染症の感染の特徴がわかってきたので、ロックダウンとスウェーデン方式の中間にしたらいいと述べています。
妙を得ています。

感染拡大を防ぐには、全国一律に規制をするのではなく、クラスターが発生した地域では、より注意する、というような迅速かつ柔軟な対応が求められます。
そして、感染者が出たら、その周りのより広い範囲の人にPCR検査をして、陽性と出たら、人に感染させるリスクが高い期間だけ早期隔離するようにする。これしかありません。
また、経済活動だけだなく、高齢者や障害者が、安心して介護サービスを受けられるようにすることが大事です。

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