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2020年6月 4日 (木)

都市封鎖とスウェーデン方式の間

スウェーデンは、都市封鎖をせず、ソーシャル・ディスタンスをとること以外には、比較的自由にしています。
医療崩壊は起こっておらず、経済活動も止めていません。
しかし、人口100万人当たりの死亡率は高く、現在の感染者数は約38000人、死亡者数は約4500人。
最近の抗体保有者率のデータをみると、スウェーデンくらい自由にしている国でも7.3%。
集団免疫60%には到底及びません。
隣国のデンマークやノルウェーは危機感を持ち、スウェーデンとの国境は封鎖したままにするようです。

それに対して、日本は感染者約17000人、死亡者約900人と、スウェーデンに比べれば圧倒的に優秀ですが、この状態が続けば経済や暮らしは疲弊していきます。
これから日本が経済活動を再開していくにあたり、スウェーデンのように感染を広げず、しかし、スウェーデンのように経済活動を止めないで“自由”を実現していくには、どうしたらいいのでしょうか。
欧米のいくつかの国が行った都市封鎖と、比較的自由なスウェーデン方式の間に、そのヒントがありそうです。

最近、一度抑え込んだかにみえた感染の波が、再び増える傾向があります。
韓国では、クラブでクラスターが発生。
教会で45人が感染しました。
日本では“夜の街”でクラスターが発生。
20~30人のパーティで7人が感染しています。

以前も書きましたが、口腔内の唾液が問題で、おしゃべりによる飛沫が感染源になるのではないかとぼくは思っています。
満員電車は3密ですが、電車内でしゃべらないようにすることで、リスクは下げられるのではないか。
パチンコ屋で大きなクラスターが出ていないのも、黙々と台に向き合っているからなのではないか、と推測しています。
クラブやライブ、カラオケを再開していくときには、おしゃべりや歌などで口腔内の飛沫を飛ばさないように工夫することが大事です。
ここを徹底すれば、社会経済活動を止めないでもいけるのではないか。
3密に加えて、おしゃべりをしないこと。
「3密」+「黙」を徹底することが重要だと思います。

介護施設でクラスターが発生しているのも、唾液が関係しているかもしれません。
要介護者には、まひや口腔フレイルがあるために、唾液が口からもれやすい人がいます。
感染者の唾液がテーブルなどにつき、介護士やほかの入所者が触って感染を広げるという可能性があります。

口腔内の唾液に注意して、感染を広げないようにすること。
そして、重症者の数と実効再生産数に注目していくことが大切です。
その日の感染者の増減にあまり一喜一憂しないほうがいいでしょう。
人工呼吸器を装着している重症者数は、全国でピーク324人から現在は120人に減っています。
実効再生産数は、東京は1.13人に跳ね上がっています。
アラートを出したのは、的確だと思います。
北九州市では一時1.8人でしたが、1.08人に下がってきています。
北九州市ではPCR検査を拡大しました。
112人の感染者のうちの61人は無症候性陽性者。
濃厚接触者を拡大解釈してPCR検査を徹底、無症状の感染者を割り出して自主隔離をしてもらうことで、感染を抑えることができると思います。
初期のころ、和歌山県がPCR検査を徹底して、火を消すことができました。
やはり第2波に備えて、PCR検査をさらに拡充することがカギとなります。

            ◇
本日、NHK総合「NEWSおはよう日本」(午前5時~)の7時37分ごろからのコーナーで、鎌田式スクワットとかかと落としが紹介されました。
明日5日も同コーナーで紹介されますので、ぜひ、ご覧ください。

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5日、「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)に生出演します。
鎌田の出演は14時25分ごろから。
お楽しみに!

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